あらすじ
借金、酒乱、ギャンブル、愛人、癌…。無頼派の囲碁棋士の藤沢秀行を影で支えた妻。壮絶な家族の絆とは何か?こんとんとした時代の生き方、人生を考える一冊。
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Posted by ブクログ
稀代の碁打ち、秀行先生の奥さんの本。
市井の人の昭和史といった趣。
といっても、借金取りに追われたり、秀行先生の愛人とのいざござがあったりと、十分波乱万丈で、面白いです。
以前秀行先生が将棋の米長さんとの対談の中で、ご自身のち○ち○を奥さんに噛み切られた話をしてましたが、この本の中で奥さんは、きっちり否定しています。でも、そんなエピソードも、あっても不思議はないなと感じさせる、奥さんの、人間としての強さが詰まった本です。
Posted by ブクログ
藤沢秀行(2009.5逝去)夫人藤沢モトさんの「勝負師の妻」(囲碁棋士・藤沢秀行との五十年)、2003.2発行です。エピソードには事欠かない棋士ですね(^-^) 酔っぱらってた秀行さんを警察署に連れてきたお巡りさんは、あとで署長からこっぴどく叱られたとか・・・。「お前、この酔っ払いを誰だか知らないのか。いったい、何年ここに勤めてるんだ。署になんか連れてくるな!」と。本を読む限りでは「奥様、お疲れ様です」と申し上げたいですがw、なにぶん夫婦の仲は、他人には決してわかるものではないですね(^-^)