あらすじ
最愛の妻・菜緒を亡くし、自分の中の大きな「軸」を失ってしまった大友鉄――。捜査一課の仕事と子育ての狭間で新たな人生のスタートを切る。子どもの人質立てこもり事件に巻き込まれる表題作、“完落ち”したはずの供述の真相に迫る「見えない結末」ほか、若き日の大友鉄の活躍を描く、「アナザーフェイス」シリーズの特別外伝!
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Posted by ブクログ
アナザーフェイスシリーズの「読みたかった」部分がぎゅっと。
短編ではあるが父親としての時間、刑事としての時間が密に描かれていて面白い。
重くなってしまうようなところも、このボリュームだから良いんだと思う。
大友さん一家がいつまでも同じ方向を見て歩んでいけますように。
Posted by ブクログ
堂場舜一さんの本との出会いは『アナザーフェイス』
アナザーフェイスシリーズは第3弾まで既読。
1、2はとても面白かったのですが、3はちょっと…
ということで、第3弾を読んでから3年もたっていた。
妻を亡くし、一人息子を育てることを優先し、捜査一課から刑事総務課に移動した大友鉄。
俳優顔負けのマスク。
大友にかかれば犯人は自ら犯行を自供する…
周りからはそう評される。
確かに刑事としてのセンス(?)は抜群なのだろうが、その風貌とは違う刑事魂と努力の人。
この『0』は若き日の大友鉄、最愛の妻を亡くし、刑事としてリスタートをきった大友鉄が描かれる。