【感想・ネタバレ】サムスンを変えた吉川氏が語る ものづくり維新 世界で勝つための10箇条のレビュー

あらすじ

日本のものづくりが苦境に立っている。その原因は、新興国市場の興隆に伴うグローバル化(グローバリゼーション)の進展に対応できなかったことである。しかし、これを正面から受け止めず、「円高」や「高い法人税」などのせいにする論調があまりにも多い。

筆者は1994年から約10年間、サムスン電子常務として日本を外側から見ることにより、日本の弱点も強みも客観的に理解できる立場にあった。

グローバル化は日本にとって、江戸時代末期の黒船来航にも比すべき大事件である。日本の本来の強さを生かすためには、ものづくりの考え方とプロセスを根本から変えなければならない。「高品質なものを安く造りさえすれば売れる」という単純な思い込みと誤った戦略を改め、次の日本のものづくりの繁栄に向けた維新をぜひとも成功させたい。

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Posted by ブクログ

なんだか少し違和感。市場が求める品質を提供すべし、QCDは会社の価値観でお客様からの視点では無い、という点は多少共感しましたが後の部分はやはり自社の企業理念とは相容れない感がありますね。サムスンの強さは分かりますがサムスンに皆成りたい訳では無いでしょう。
スマホは筆者も危惧したように中国市場に特化した廉価で高機能な小米にシェアを取られつつあります。ただ、社内でも検査工程に技術革新を起こせたので投資を!と気丈に主張されても、そのコスト、売価に乗せるの?と思うのは確かであります。そこじゃないでしょ!と。

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2014年11月13日

Posted by ブクログ

日本のものづくりの低迷は、グローバル化とデジタル化にきちんと対応してこなかったからであって、円高や法人税率などの六重苦を理由にすべきではない。

ものづくりが新次元に入ったようではある。強みを活かせる道を探すべきなのか、もはや強みではないから別を探すのか。

0
2014年11月01日

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