あらすじ
「水城が好きだよ。ガキの頃からずっとオレのつがいの相手は水城しかいない」 精悍で野性的な6歳下の幼なじみ・悦郎。ある日、悦郎は激しく真摯な眼差しで、水城を求めてきて…!?
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Posted by ブクログ
写真家×アートプロデューサー。6歳の年下攻めの10年愛。受け、攻めともに臆病で慎重で真面目で誠実で愛するがゆえに狡くて弱い。全体を通して常識とすれ違いと保身のためにかなり切ない展開。皆が収まるところに収まって、できすぎるくらいの結末だが、どこか切なさは付きまとう。カタチを残すことのできない同性愛者は常に不安と背中合わせで生きていくのだろう、と、しんみり考えてしまう一冊。
Posted by ブクログ
前半は切ない水城の気持ちの切々さや悦の頑なな一途さとかいい意味で泥臭くて。
お姉さんの事やお母さんの事が切ないながらもそれでもやはり家族ってこうなんだなって、BLだけどそれだけじゃなくてもっと人とのかかわり方を読めたいい作品。
本編の後は、甘さ中心ですごく良かった。
甘いだけじゃなく、大人だからこその葛藤や思うからこその歪が効いてて、読み手を飽きさせない。
こんな風に人と関われたらきっと最後は幸せだったと思えるのかなぁ。
Posted by ブクログ
タイトルもシンプル。内容もシンプル。
物語は、幼馴染み兼恋人同士の成沢水城と及川悦郎のお話。
水木の方が6つ年上で、悦郎の熱情に押されるように付き合い始めたことに水城は罪悪感を持っていた。
いつか手を離さなければならないと思う水城に対して、まっすぐに愛を告げてくる悦郎……
という年の差カップルのありがちな悩みをちょっとした悦郎の側の家族の問題を混ぜ込んだ作品。
でもなんでこんなに重たくならないのだろう……と考えたんですけど、登場人物に悪い人が一人もいないんだなあ……ということに気づきました。
もちろん、人間なのだから、すれ違いとかそういうのはあるんですが、それでもそのすれ違いを大げさに描くのではなく、きちんとあったこととして、冷静に描かれているのが穏やかな話になっている理由なんだろうな、と思います。
確かに人生はそんなに華やかでアップダウンが大きすぎると疲れてしまうので、だからこそわかりやすく読みやすい話になっているのだろうな、と思います。
Posted by ブクログ
6歳年下で、赤ん坊の頃から知っている。年上であるが故の罪悪感。捨てられるんじゃないかと弱気になって、逃げ出して。恋人はまだ子供だと思っていたら大人になってた。それから5年後の姿も描かれていて、なんか安心した。最後にモモのボーイフレンドを見たかったわ。
Posted by ブクログ
後半のベタベタぶりは割と好みだったけど、ネガ過ぎる年上受けに説得力を感じなくて盛り上がれなかった…してやったりな進路シーンとかも良かったんだけどなぁ
Posted by ブクログ
ノベルズ文庫化(太陽の恋人)
及川悦郎×鳴沢水城 幼なじみ6歳年下攻め
悦郎の将来を考え別れを切り出す水城。
マイレージキャンペーンのポイント欲しさに購入の為、流し読み。
いずれ再読したい。