【感想・ネタバレ】笑顔で生きる魔法の言葉のレビュー

あらすじ

「すごく楽しい42キロでした!」シドニーでのレース後に、笑顔と共に発した言葉。マラソンという過酷なスポーツ競技者として自分を支え続けた言葉、そして高橋尚子という人間をつくり上げた恩師、両親の言葉。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。
疾風に勁草を知る。
丸い月夜も一夜だけ。

ちょっとだけ頑張る、を続ける。最後にあと5分10分プラスする。
マラソンはどんなに疲れても練習を続けなければいけない教義。
つらいとき、逃げたいときこそチャンス。
自分のことに必死で、他人と比べないくらいギリギリの練習をする。
夢にたどり着く道筋が見えてくると、目標に変わる。
6時半から9時半練習、朝食後マッサージ、14時から18時練習。一日を全力投球で過ごすこと。
苦しいときはマントラを唱える。
痛い目に合っても、失敗すらできない人生よりずっと楽しい。
これ以上無理、と感じた時、諦めるかもう少し先を目指すか、で人生が変わる。
自分の人生を評価するのは自分自身=他人に何を言われても関係ない。

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2022年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マラソンランナー高橋尚子を支えてきた「言葉」集。いわゆる名言、箴言ではなく、身近な人からかけられた言葉や、自身が発した言葉などがほとんどで面白い。逆にそんなリアルな、なにげない言葉だけに普遍性はないのかもしれないけど、彼女の現役時代の破竹の勢い、シドニー五輪での金メダル、挫折、復活、そして引退、その後の活躍をリアルタイムで知っているからこそ響くものがある(なので、今の高橋尚子しか知らなかったり、同時期に彼女の活躍を見てなかった人には、「なんだ普通のことじゃん」って感想しか残らないかもしれない。)
そんな彼女の半生に寄り添った言葉と共に、彼女自身によって語られる当時の様子も興味深い。常に、明るく、前向きに周りの人の言葉を素直に吸収し成長していったことが良くわかる。名伯楽小出監督など、指導者によるアドバイスが比較的多いが、なにより驚いたのは、“言葉”として紹介されているものでなく、彼女の綴る文章の中にあった、この一文。
「一度だけ、練習を“逃げたいな”と思ったことがありました。」
一度だけかよ!(驚)

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2012年05月10日

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