あらすじ
2012年、激減のテレビ市場。テレビが主力商品だったジャパネットたかたの業績もダウン。
同年末、高田明社長は業績回復できなければ辞めると覚悟します。
2013年、社長もですが、その決断に社員たちも覚悟の奮起。
放送スタジオ・受注拠点の拡充を進める中で、社員は自ら考え行動し、商材発掘・発信力を高めました。
この全社一丸の奮闘は、なんと最高益をたたき出すことに。
高田明が辞めればダメになると揶揄されがちなジャパネットが、通販業の真の成長軌道に乗っていく365日の舞台裏を克明にリポートします。
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Posted by ブクログ
通販といえば、面白い商品を紹介している、話の上手な社長で売れているんだろう、くらいにしか思っていなかったのですが、ジャパネットという会社が、まさに電話一本で新しい生活を、社会を実現していくという信念を持ち、その方向に社員一丸で突き進んだときの強さの一端を垣間見ることができました。
Posted by ブクログ
最近とうとう社長を息子に譲る報道発表がありました。
この本を読んで、思ったことは特に、社員を大事にし、
任せることの重大さ、後継者を育てること、
組織風土を作ることの大切さが学べます。
価格競争の激しい家電業界ですが、家電通販オンリーの会社としては素晴らしい経営者です。
Posted by ブクログ
なかなかの劇薬をほうり込んで売上を回復させましたが、この先が正念場ですね。
こういうやり方は1、2回しか通用しないので、この先ずっと伸び続けていくのか。
本書のような感じだと、まだまだいけそうな感じだが、実際はどうなのか。
ジャパネットには注目していきたい。
Posted by ブクログ
テレビショッピングで有名なジャパネットタカタの髙田社長、会社の危機を前に過去最高益を記録しなければ社長を辞めるという宣言をする。自らの進退がかかっているにも関わらず、権限の大部分を長男である副社長をはじめとする部下達に委譲して、やってみなさいという姿勢を見せたのは、オーナー社長であり、会社の顔である自分が居なくなっても「ジャパネットタカタ」という企業は残り、成長を続けなければならないという覚悟があったからだ。
このご時世において、自らの進退をかけて何かしらの約束がお客様や社員達に出来る経営者が何人いるであろうか。ましてや自分がいなくなった後のことなど考えてもいない人も多いのではないか。
会社と社員に愛情を注ぎ、社員もまた社長のためならと苦労をいとわない姿勢を見せる。昭和のステレオタイプと言われそうだが、個人的にはそんな昭和な雰囲気も羨ましく感じるときがある。