【感想・ネタバレ】生まれ出づる悩みのレビュー

あらすじ

この作には白樺派らしい人道主義が、一筋に個性をのばす人間への隣人愛となってほとばしっている。「クララの出家」は現世にひかれる心を感じながら、神と共にある清浄な世界に憧憬する。共に、芸術への精進、聖なるものへの登高という武郎の霊的一面を代表する注目すべき作品。他に「フランセスの顔」「石にひしがれた雑草」併載。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の夢を、家族や生活のために諦めた。
望んでいなかった未来で、別の選択肢を選んだ自分を夢想しながら、心の中では誰とも分かり合えず異邦人のように暮らしている。
本当は分かっている、家族や生活は言い訳だと。
自分に才能があると信じ、それに身を投じる度胸がなかったのだ。
…決断するのは自分自身。

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2017年11月18日

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