あらすじ
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海と大気に働く不思議な力! すべての謎を解くかぎは「コリオリの力」にある! 高低差がない海に、海流があるのはどうしてだろう? エルニーニョが近隣諸国だけでなく、遠い日本にも影響をおよぼすのはなぜだろう? 大海原や広大な空でおきる不思議な現象の数々を演出する「コリオリの力」の正体に迫りながら、海洋物理学から気象学、気候学までわかりやすく解説する入門書。(ブルーバックス・2003年7月刊)
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Posted by ブクログ
当たり前のようで実は不思議なことは世の中にいくらでもあるが、この本を読むことで少しは疑問が解けた気がします。ブルーバックスは門外漢にもわかるように書かれているので大好きです。
Posted by ブクログ
チリの地震→津波のニュースで思わず、本棚から探してきて読み始めた。
大学受験の際、センター試験で「地学IB」を受験し、おもしろさに目覚めたから買ってたのね。
まだ第1章だけど、地球に存在する「流れ」について基礎から教えてくれる。すなわち海流と大気流。これらのインタラクションが地球全体の流れを作り出す。
この類の本を読むときにいつも思うんだけど、すべての自然現象は地球規模のダイナミズムのうちに起こっている。サイエンスのおもしろさはそこにあるのだと思っています。個々の自然現象がいろんなところでつながっている。そのつながりがおもしろいんだけど、そのつながり方をきちんと理解するのは素人には難しい。だから物理の原理などをかみ砕いた説明が本当にありがたい。仕組みがわかる快感を感じる瞬間だね。
物理の知識は前提とされておらず、圧力や浮力に関しても、お風呂の浴槽と自分の身体の具体例を用いながら、かなり丁寧に説明されている。
やはり、地理ー地学ーサイエンス(特に物理)を横断的に勉強してみたい!