【感想・ネタバレ】遠い接近のレビュー

あらすじ

松本清張の軍隊経験が垣間見られる数少ない作品! 過去の徴兵検査で第二乙種不合格、そして三十二歳となった今、兵隊にとられることはないと確信していた山尾に、召集令状が届く。この一枚の紙が、山尾のみならず家族の運命までも大きく狂わすことに。古兵の制裁にも耐え復員したが、すべてを失った山尾は、召集令状を作成した区役所兵事係への復讐を誓う――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

松本清張作品一作目です、
戦争モノが読みたくて読みました、でもそれだけにとどまらない壮大さ、よかったです。
赤紙について、どこまで本当なのかなとも思いつつ、似たようなことはあったのかな?
戦争が終わって、復讐劇が始まる。完全犯罪?で終わったら、物足りない。そこで終わらせないのが良い。でも、なぜバレた?その部分がうまい。伏線ぽいのがあるため、読者にはこっちかな?と想像させるのだが、しっかりとその裏をかいてくる。
戦時中に得た知識がまさか仇になるとは。そして、遺書の偽装、これもそうだったのかと。

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2023年09月02日

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