あらすじ
日本のディクスン・カーと称され、45に及ぶ密室トリックを発表してきた推理小説の大家、真壁聖一。クリスマス、北軽井沢にある彼の別荘に招待された客たちは、作家の無残な姿を目の当たりにする。彼は自らの46番目のトリックで殺されたのか――。有栖川作品の中核を成す傑作「火村シリーズ」第1作。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
途中までは地味だと思ったが、最後に明かされるトリックの丁寧さと話の作り込みで地味なイメージが実直なイメージに変わった。病膏肓に入って歪んだ考え方をしてしまう職業病のアリスと、徹頭徹尾論理派の火村との対比が良かった。二人の補い合う様な関係性も好きだ。
色んな意味で密室への愛が凄い。
一晩で二つの密室二つの殺人と起こる事件はシンプルだけど謎は手ごわく面白かった。
あっと驚く叙述トリックや奇想天外な建物もいいけど偶然出来た密室や物理トリックもいいなぁと思った。
動機のところで最近似たような話を読んだのを思い出した。
Posted by ブクログ
新装版になって再読(笑)事件の解決はさすがに面白いですね論理的な展開は気持ちがいいですね(笑)読みやすくてすぐに読めてしまうのがいいですし(笑)火村シリーズの初期はこんなに2人はイチャイチャしてるんですね~(笑)「せ~の」で答えを言ったり(笑)
Posted by ブクログ
久しぶりに推理もの読んだ。火村シリーズの一作目ということで続きを読んでいくのがすごく楽しみになった。普通に考えても、一緒に旅行行く相手(大学の助教)の授業に参加して、相手の仕事終わりに一緒に仲良く旅行って有り得る????仲良すぎるやろ。かわいすぎる。「よぉアリス」じゃないんよ。あなたがたの間ではそれ普通なん、ってなって膝から崩れたわ。
Posted by ブクログ
別荘での密室殺人。
1階と地下1階で暖炉の中に頭を焼かれている状態の2つの死体を発見。一人は別荘の持ち主の大御所作家。
もう一人は最近別荘の周りをうろついてた男。
事件解決に協力するアリスと火村。
多分シリーズ1巻目?
結構古い時代多分90年代初めかな。
新幹線でタバコ吸うシーンがあった。
皆携帯持ってないんだろうなとか。
海外の推理小説の話が出て来てネタバレされないかヒヤヒヤしたけどさすがになかった。いつか読みたいと思ってるので、クイーンとかのネタバレされたらとても悲しい。
刑事が感じ悪い。
密室トリックはなるほどと思いました。
ここ最近(でもないけど)読んでた推理小説が専門用語ばかりだったり、推理もなにもないようなものだったりしたので、こちら側もこの人犯人っぽくない?と想像できたのが楽しかったです。
最後の方、あともうちょっと…!と夜更かししてしまっって眠くて同じ行何回か読んでました。