あらすじ
アレクサンドロス大王の知られざる名言、ジュリアス・シーザーの離婚と恋愛、ブルータスの3つの失敗。目からウロコのエピソードに導かれ、教科書で著名な指導者達が生き生きと動き出す! ギリシャのインテリ、プルタークが“偉大な人たちの見ならうべき特質”を記した『英雄伝』が、かつてない分かり易さで現代によみがえる。古代ヒーロー列伝の決定版。『プルタークの物語』改題。
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Posted by ブクログ
★★★★ 何度も読みたい
アレクサンドロスやカエサルなど、アテネが没落しローマが台頭し始めたあたりの年代の人々の紹介。前篇とは異なり、神話の要素がほとんどなくなったので読みやすかった。
アレクサンドロスの人心掌握術や強引さをカリスマで覆い隠す巧みさが新鮮だった。もっと武骨な人かと思っていた。また、カエサルと敵対していたカトーの、規律を重んじる真面目さは塩野七生氏の『ローマ人の物語』だとなかなか印象に残りづらい部分だったので、友人キケロを規律のために糾弾し、対立してしまうエピロードなど、意外な一面を見たような気がした。(もっとも、彼女はカエサルを描く過程でカトーに触れており、カトーを中心としたエピソードを書く必要性は全く無かったのだが)
しかしカエサルやオクタウィアヌスの描写はもっと多くても良かったと思う。公平性は欠くかもしれないが…
Posted by ブクログ
黎明編の次にこっちも(ただし買ったのはこっちが先)。
やはり、アレクサンドロスとカエサルはおもしろい。古代史の英雄の中でも燦然たる輝きを放っていると思う。
ただ、こういう読み物はどうしても塩野七生のローマ人と比較してしまうのだけど、アントニウスに重きが置かれていた。カエサルも、塩野七生みたいにべたぼれしてる!というよりは軽快な語り口で、悪いこともしてたけどね、みたいな感じ。それでもいいやつだったのだ感はぬぐえない。さすがカエサル。
デモステネスもなかなか興味深い。弁舌だけでのし上がっていくことが可能だった時代からすると、今の政治家のスピーチはいかなるものか。
プルタークが選んだ英雄からさらに阿刀田高が選別した英雄(に限らないのか)が24人、それぞれ個性あり、ただわりとまともな最期を遂げた人がいない。英雄とはそういうものなのか。