あらすじ
「イソップ物語」って、本当はこんな話だったの? 「アリとキリギリス」「狼と狐」をはじめ超有名な寓話から無名の寓話まで、安土桃山時代と江戸時代に日本語に翻訳されたイソップ物語をもとに、130余のストーリーを紹介。二千年以上の歴史をもつイソップ物語に秘められた、厳しい世間を生き抜くための智恵とその魅力を阿刀田流に読み解いた、大好評の「知っていますか」シリーズ。※文庫版に掲載の挿画は、電子版には収録しておりません。
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Posted by ブクログ
阿刀田高の古典もの。BC6世紀にギリシャで生まれたイソップの物語を、15世紀に日本に入ってきた「伊曾保物語」と「イソポのハブラス」の内容を中心にまとめたもので、子供のころからよく知っているものから、意外なものまで幅広く解説。よく知られているものと言えば、「アリとキリギリス」ですが、原典ではキリギリスではなく「蝉」らしい。蝉だとあまりに短命で、冬までは生きられないと思うのだが…。ちなみに毛利元就の「三本の矢」も元ネタはイソップらしい。この手の小ネタが満載の内容。