あらすじ
秋田から上京して20歳で作家になった豊島ミホ。初めて彼氏の居るクリスマス、ひとり花火大会、同棲問題……東京っぽくない東京暮らしの悲喜こもごも。順調そうに見えた彼女は、なぜ結果的に恋と仕事を失い、秋田へと帰ることになったのか。そして、いまどんな心境で再スタートを切ろうとしているのか。一人の作家が人生に逡巡するさまを赤裸々に綴った実録880日エッセイ+現状報告。 解説/山本文緒
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Posted by ブクログ
「人はみな悩みながら
一歩一歩進んでいるのだ
20歳で作家になった豊島ミホは、
なぜ東京で恋も仕事も失い、
いま、どのように再スタートをきろうとしているのか。」
文庫も購入。
なので我が家には、2冊!苦笑
だって、
書きおろしがあるってゆーんだもん、
買ってしまうよー!
L25に連載されていたエッセイ集。
きっと、
L25を読んでいるひとは
電車の中とか
帰り道で疲れているひともいると思うから。
お喋りに夢中で
ふっと疲れてるのを忘れてしまうようにと
描かれていたようです。
確かに、
学生時代や
初恋
忘れかけてるようなものや
身近な価値観で
自分だけぢゃないかと思っているような気持ちを
豊島さんが語ってくれるので
私だけぢゃないんだーと思えたり。
そして、
作家を休業し
田舎に帰った豊島さん。
「変身願望」、この言葉。
怖くなるぐらい自分も感じていて、
豊島さんの言葉が
すとんと落ちてきた。そーだったのかあって。
いつまでもいつまでも
自分に満足できない自分。
そーゆーのって私だけぢゃないのかあ。
そう思わせてくれる本。
そして、
描き下ろしで
近況にも触れてくれていますが
ブログをみると
さらに!
フットワーク軽すぎです、
愛しの豊島さん。
いいです、この一冊。