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Posted by ブクログ 2022年08月02日
「この国だ、この国があいつを怒らせた」
とある陸上自衛官の妻と義母が殺された。
惨殺にも関わらず、殺した少年たちの判決は
不自然な程にあまりにも軽く...
犯人と被害者の中では収まらない
国の中の様々な渦を1から壊すような、
なかなか珍しい話でした。
武器名が沢山出てくるので、
知識があると...続きを読むより楽しめます。
(特に第1章は武器名の量が凄いです)
文章自体は読みやすいです。
こんな方におすすめ
・FPSゲームをやっている人
・納得がいかないことをされた事がある人
Posted by ブクログ 2017年11月23日
残酷なシーンが多いですが、物語の持つ圧倒的な迫力に、一気に最後まで読みました。
優秀な陸上自衛官 真田 聖人を襲う大きな事件。
身重の妻と義理の母を理不尽に殺害した少年達に下されたのは、ほぼ無罪に等しい保護観察処分。
ここから、真田の復讐が、始まる。
随所に重い話があり、銃火器の詳し過ぎる記述...続きを読むは、やや閉口ですが、登場人物のキャラの描き方も丁寧で、さすがと言えます。
最後、刑事の長間が、真田の実家の子供部屋で感じた違和感が、冊子のカバーデザインになっています(伏線?)。
聖書も引用され、単なる復讐劇に留まらず、大きな問題提起になっています。
ぜひ、続編、または、サイドストーリーを。
Posted by ブクログ 2023年06月14日
いや〜常にしんどい!悲惨!
任務中に家族を殺された自衛官
加害者は未成年、反省もしているとのことで少年院を数ヶ月で出所。たまったもんじゃない!
エリート自衛官は殺しのプロと化し、事件に関わった人物を追いつめ復讐していく
銃や武器の専門用語が多すぎて訳わからなくなるが、ハラハラドキドキ常に胸を締めつけ...続きを読むられている感じ、読めば読むほど辛い
Posted by ブクログ 2022年08月11日
ダークヒーロー登場!自分としては続編希望です。しかしながら難しいでしょう。最後は主人公は殺されて終わりと思いましたが生き残った。今後の二人の将来が気になる。
Posted by ブクログ 2020年09月29日
特戦群でも随一の真田。
そりゃそうなるよねと。
大事な奥さんとお腹の子供やられたら
頭おかしくなると思う。
やり方も合ってる。
そうされても仕方ない連中。
最後の1人をやった後
どうなるんかと思ったけど
微妙な感じで。
そこはちょっと足りない感じ。
日下部さん大好き。
いい上司で家族。
日下部...続きを読むさんに次の指示を仰ぎに行って
泣きじゃくったんがぐっときた。
古馬のクレイジーさが
どうなるんか。
古馬はさっさと死んで欲しい。
Posted by ブクログ 2020年03月21日
〇学んだこと
1.平和主義者とは、平和を保持するために努力している人たちのこと
2.感情を切り離すトレーニングも必要
3.「大義(国)」と「正義(個人)」の違い
Posted by ブクログ 2019年11月25日
日本対テロリスト。自衛隊で最も優秀だった兵士が未成年の不良少年達に妻子を殺され復讐鬼となるが、彼の取った方法は単なる復讐ではなかった。作中で聖書が引用されるが、なるほど最終的にゴルゴタの丘に辿り着くことが目的だったのか、と気付く。
荒唐無稽な点もあるが、政治的思惑や心理描写、信念といったものが一貫...続きを読むしており、最初の犯罪者である少年たちはともかく、それぞれの立場の人に感情移入ができ、大きな事件を様々な角度から考えられるのは素晴らしい。また描写される武器や戦闘描写は詳述にしてリアルで、著者のマニア感を伺わせる。
Posted by ブクログ 2019年06月04日
どんどんページがすすんでいく作品でした。
PSYCHO-PASSの脚本家が書いたのもあり、どことなく似た雰囲気を感じながら楽しませてもらった。
もし、この作品に続きがあるのら読みたいものだ。
Posted by ブクログ 2018年11月11日
作者は銃マニアなのかしらん、って位に銃火器の説明がやけにしっかりしてる。
真田はともかく、仲間の古馬って人はそのまま人を殺し続ける立場にあって良いものか?と思う。
Posted by ブクログ 2018年05月05日
妊娠中の妻が凌辱された上に殺された。
犯人は少年法に守られた少年5人!?
しかし、少年達に下された審判はあまりにも軽すぎた・・・
主人公に課された試練があまりにも重過ぎてやりきれない気持ちになりました。
東野圭吾さんの作品にも似たような題材の『さまよう刃』がありますが、その作品の結末は私にとって納...続きを読む得のいくものではありませんでした。
そのせいか、本作の結末と主人公の行く末が非常に気になり、アッと言う間の一気読みでした。
コレ系の作品を読むと『法律が犯罪者の更生に何故そこまで期待するのかと疑問に思い、犯罪者の人権や命よりも労ってあげなければいけないものがあるよね』と思ってしまう。
Posted by ブクログ 2018年02月19日
内容(「BOOK」データベースより)
最強と謳われる陸上自衛官・真田聖人の妻が惨殺された。妊娠六ヶ月、幸せの真っ只中だった。加害少年らに下った判決は、無罪にも等しい保護処分。この国の法律は真田の味方ではなかった。憤怒と虚無を抱え、世間から姿を消した真田は復讐を誓う。男は問う―何が悪で、何が正義なのか...続きを読む、を。本物の男が心の底から怒りをあらわにしたその瞬間…。残酷で華麗なる殺戮が始まった。
私めは残虐な犯罪に対しては年齢関わらず死刑にして欲しいと強く思っている人間であります。妻子供に降りかかったら見つけ次第絶対に復讐します。とはいうものの、世の中そういう事もなく過ぎていくのは復讐というのがいかに難しいかという事なのだと思います。世の父母達は間違いなく復讐出来る物ならばするでしょう。しかし、法に守られ所在もなにもわからない状態で、しかも親類縁者に迷惑が掛かると思えば出来ないのは道理。どう考えても難しいです。
この本は圧倒的な復讐復讐また復讐です。少年だけではなく関わった法曹にも復讐。少年を匿おうとする警察も巻き添え復讐。メタルギアソリッドのスネーク並みのスーパー自衛官が重火器を駆使して復讐を行うのですから、それはそれは爽快です。
実際にこういう残虐な性犯罪殺人を犯して世の中に戻って来ている元少年が沢山いるのは事実。更生がどうたらよりも被害者の気持ちになって欲しいものであります。
ゲームのような世界観でありますが僕は好きです。
Posted by ブクログ 2018年02月05日
妻子を奪われた元自衛隊の特殊隊員が、復讐のために国を相手に闘う話。
拷問のシーンや武器説明が多いけど、話しとしてスゴく面白かった。
妻と子供を奪われた真田の気持ちも、わかるし追う刑事の描写も上手い。
正義とは何かを考えさせられる作品。
Posted by ブクログ 2017年09月21日
本当に面白かった。
重火器や心理描写がリアルなのはもちろん、復讐というテーマでここまで描き切ったのは感動する。
よくありがちな物語に寄らず、感情移入を誘発させる事もなく、ただ淡々と目的遂行のために動く主人公と同じように、そこで起こった出来事の描写をリアルに文字に起こしていくような文章。
復讐に関する...続きを読む本はたくさん読んで来たけど、このドラマにも映画にもするのが難しそうな展開が一番好きだし、本当にリアルだと思う。
少なくとも自分はこういう思考が好きだ。
何人もの人間が出てくるが、それぞれの立場や言動も理解でき、今の日本の置かれた状況にも照らし合わせてみても、2007年に書かれた本とは思えない。
この作者の別の本も読んでみようと思う。
Posted by ブクログ 2017年09月05日
最強と謳われる陸上自衛官・真田聖人の妻が惨殺された。
妊娠六ヶ月、幸せの真っ只中だった。
加害少年らに下った判決は、無罪にも等しい保護処分。
この国の法律は真田の味方ではなかった。
憤怒と虚無を抱え、世間から姿を消した真田は復讐を誓う。男は問う―何が悪で、何が正義なのか。
男が心の底から怒りをあら...続きを読むわにしたその瞬間…残酷で華麗なる殺戮が始まった。
ま、こんなクズ野郎どもは、その親もろとも地獄に落ちろ!って感じの設定だったので、スイスイと読み進む。
真田はすごくまとも。法律とその周辺の奴らがクソ。
一番コワいのは、真田の助っ人の元自衛官のオンナw
Posted by ブクログ 2015年12月17日
武器オタクさ加減には読むのがめんどくさくなったり、この武器の行が無ければ、文章は4/5の量になるんじゃないか?と思ったりもするが、話はのめり込む程面白い。
妻子を殺された、自衛官の復習劇。少年法の理不尽さ、国家権力への不満を圧倒的強さの主人公が切っていく様は痛快。
Posted by ブクログ 2015年12月13日
残虐な犯罪を続ける少年犯、それを保護している少年法・・・、この国の司法制度はどうなっているのかっ! 最愛の娘を少年達によって凌辱され殺された父親の刃はさまよった。(東野圭吾の「さまよう刃」)陸上自衛隊、中央即応集団、特殊作戦群の真田聖人(さなだ まさと)1等陸尉は・・・。妊娠六か月の妻と義母が5人の...続きを読む少年たちによって変わり果てた姿に。少年達は殺人でなく傷害致死、10か月で社会復帰。自衛隊を辞めた真田の冷静かつ豪胆、国家に問いかける「行動」が開始される。ぶれない男に、狙撃の名手、女性元自衛官が行動を共にする。
Posted by ブクログ 2015年11月23日
面白かった。
とにかく凄すぎですね。
激しすぎて、少しだけ冷めて読んでしまうところが
ありましたが、最後の終わり方が良かったですね。
勢いよく最後まで引っ張ってもらえたと思います。
ちょっとだけ、武器に対する記述がめんどくさく感じてしまうところがありましたが、よかったです。
Posted by ブクログ 2014年11月10日
妻とその母親を殺された最強の元自衛隊員が復讐をする、その過程を元自衛隊員側、その復讐劇を捜査する刑事側の2つの視点から描いた話。
武器の細かい説明が多く、そこは分からなかったので読み飛ばした。また、妻たちが殺されるまでが案外長く、「本編はいつ始まるのか」という気持ちになったが、登場人物たちの性格を...続きを読む詳細に表現するには必要だったのかもしれない。
また、元自衛隊員の信念にとても納得したし、一度ストーリーが動き始めると爽快感があった。
Posted by ブクログ 2014年09月10日
陸上自衛官で最強と言われた主人公の身重の妻を陵辱した上に母親と共に惨殺した五人の不良少年たちに復讐を果たす物語。
正義とは何か、少年法、集団的自衛権など社会問題を盛り込みながら、主人公が悪と認識したものは悉く抹殺していく極上のエンタテインメントに仕上がっている。
これ、間違いなく映像化を念頭に置...続きを読むいた作品では無いだろうか。
そのくらい微笑がリアルで生々しい。
聖書を読んで主人公が学んだと言う「憎しみで人を殺してはいけない」というこのフレーズにこの物語の全てが詰まっているのではないだろうか。
リアルと言えば、銃器関係の描写、格闘の描写など、かなりマニアックで、ミリタリー好きには堪らないだろう。
逆に犯人の少年達を拷問するシーンはあまりにリアル過ぎて、こういうのがダメな人は気分を悪くするはず。
全体的にもテンポが良くて読みやすく、一気読みしてしまった。
Posted by ブクログ 2014年09月09日
米映画『完全なる報復』(Law Abiding Citizen 2009年)との類似点がかなり多いように思えた内容でしたが、コチラは2007年の作品ということで、コチラの方が先んじていた、ということになるんでしょうか。
ぃゃぁ濃い内容でした。サイドストーリーが中途半端だったり、ご都合主義なども多少は...続きを読むありますが、豊富膨大な軍事マニアチックな知識・情報量(特に銃器に関する知識はマニアックすぎるほどw)に裏づけされた壮絶な復讐劇に、どうしても目が離せなくなる一気読み必死の1品。
この国では、復讐による殺人事件はまず起こらないし、過去にも起こったことがない、というのは確かにそうだろうな、と思わされます。どれだけ陰湿で凄惨なむごたらしい事件が起こっても、その被害者遺族が犯人に対して復讐・報復殺人を実行に移した事件、というのを知らない。せいぜいが、米国での事件くらい(娘を殺された父親が、TVカメラの前で犯人を拳銃で撃ち殺す、あの有名な映像)。
そう考えると、フィクションとして成立しにくいのかというと、逆にそういった私的復讐劇の物語は古今東西で枚挙に暇がない。ならば、どれだけリアリティを持たせられるか、読者や観客にどれだけ強く訴えられるものがあるか、どれだけ深く共感を得られる復讐なのか、というのが重要なところで、そこを見事にクリアした作品の1つに、この作品も加えられると思えます。
読み手を選ぶかも知れませんが、読み応えのある重厚なアクションにもなっています。でも、内容からして 実写化 は無理だろうな~w
Posted by ブクログ 2023年02月26日
“平和主義者とは、戦わない人間のことなのだろうか? 聖人はそれは違うと思う。平和を守る人間が平和主義者なのだ。”
最強と謳われる陸上自衛官・真田聖人の妊娠中の妻が斬殺された。加害少年らに下った判決は、無罪にも等しい保護処分。憤怒と虚無を抱え、世間から姿を消した真田は復讐を誓う。
映画“ジョン・ウ...続きを読むィック”のようなダークヒーローの主人公。眠っていた怪物を起こしてしまったという残忍ではあるが華麗な復讐劇をノンストップで描いている。
細かい銃の描写が長めに描かれるので、興味がない人はそこは斜め読みでもよい。
自衛官×警察官の両者とも国民を護る立場にある漢たちのバトルが新鮮で面白かった。
身長は足りないものの、岡田准一あたりで映画化して欲しい(最近、ヘルドッグスを鑑賞)。
まるで、アクション映画を観ているような臨場感が味わえる1冊だ。
こんな人におすすめ .ᐟ.ᐟ
・アクションものが好きな人
・復讐劇が好きな人
・ミリタリー系が好きな人
・銃マニアの人
Posted by ブクログ 2020年01月23日
復讐ものと聞いて、最初に浮かんだのは、東野圭吾さんの「さまよう刃」。こちらも少年犯罪をテーマにした復讐もので、少年法にモヤモヤと不満をもっていました。
この作品では、少年たちによって、無残に殺された妻の復讐をするべく、あれこれやで殺戮を繰り返していきます。
とにかく残虐シーンが、文章だけなのに想像...続きを読むしただけで怖かったです。東野作品がソフトに対して、こちらはハードすぎでした。
主人公の真田は、復讐のためなら、冷酷にでもなる。最初の温かみのある色彩から殺害されたのを機にほぼ無色になる様は、人間の無限さを感じました。
単なる復讐劇ではなく、壮大な復讐劇になっていて、主人公がどう結末を迎えるのか、気になりながら、ページが止まりませんでした。
Posted by ブクログ 2018年11月20日
やり過ぎなくらい衝撃的な復讐劇です。
自分なりの大義を守って筋を通す。
なかなか、出来ることではありません。
人殺しまでは、もちろん出来ませんが、普段の生活でも筋を通しながら生きていきたいものです。
Posted by ブクログ 2018年08月19日
意外といろんなことを考えさせられました。単純な復讐劇かと思ったら壮大な復讐劇でした。妻やお腹の子が残酷な方法で殺されたのにそれを政治利用されて、加害者と被害者の立場が逆転されたかのようになって、挙げ句加害者たちはぬくぬくと生きてまた悪事を働いて…真田のやったことはやり過ぎだったのでしょうか?あれだけ...続きを読むのことをやらないとわからせられなかったのでは。でも殺された警官にも職務があって家族がいたのにと思うとなんともいえない。私はやっぱり政治家が諸悪の根元のように思えてなりません。最後、真田は生き続けた方が良かったのかな?と思いました。これもまた利用されたような最後でかわいそうな気がしました。
Posted by ブクログ 2017年11月19日
面白かった。
拷問や殺人の場面は残酷な表現も多く、銃器の説明に字数を多く割いていたが、概ね復讐劇としての爽快感は満たされた。続編はあるのか?期待して待ちたい。
Posted by ブクログ 2016年03月21日
強すぎる元自衛隊員による復讐譚。
文章だからこそかろうじて内容を追うことのできる凄まじい復讐の様。はじめはいいぞやれやれ、なんて胸がスカッとする思いだったけど、途中からだんだん違和感が出てきて、「この国があの男を怒らせた」という言葉に、思ったより事態は深く壮大なものになっていることに気がつく。
色...続きを読む々と考えてしまう話だった。
Posted by ブクログ 2015年03月09日
面白かったです。
内容は、まぁ重たいですけど。
続きが気になって、一気に読めたし。
犯人側の人たちはとんでもないけど、逆側にいる人たちはみんな結構魅力的。
ラストは、賛否両論でしょうか。
私は、「賛」でしたけど。
ただ、諸手を挙げて「賛!!」というわけには…
個人的には、主人公のラストよりも何よ...続きを読むりも別の人物が想定外に怖くて、一番の衝撃だったかもしれない。