【感想・ネタバレ】鬼切丸伝 (3)のレビュー

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Posted by ブクログ

うーむ、前シリーズを含め、結構な巻数が出ているのに、作品としてのクオリティがてんで落ちないって、相当に凄いよな・・・・・・
前シリーズで耐性が付いている人間ならまだしも、鬼が人に与える苦痛や死、流血表現がダメな人は、いくら、歴史や偉人好きでも、これはかなりキツいだろうから、ファンが簡単に増えないのが少し残念
歴史に興味を持ちたい初心者にお勧めするなら、重野なおき先生の『信長の忍び』や、柳原満月先生の『軍神ちゃんと呼ばないで』だろうが、もうちょっと、ディープな知識が欲しいとなると、やはり、この『鬼切丸伝』か、もしくは、かまたきみこ先生の『KATANA』だろう
こちらの『鬼切丸伝』はオカルト感MAXではあるが、楠先生が各話に登場する歴史上の人物や土地柄について、ちゃんと取材をしてくれているので、読みやすい
実際に己の目で見た人がいる訳でもなく、資料の正当性もあやふやである以上、人と鬼が対峙していても、何ら不思議じゃないよな、そう、読み手を納得させるだけの力強さが、確かにあるのだ、この青年漫画には
この(3)で登場するのは、天草四郎、長曾我部元親、立花誾千代、加藤清正、といずれもビッグネームばかりだが、やはり、古参の読み手に強烈なインパクトを与えてくれたのは、第十四話「鬼女紅葉の章」だろう
楠先生が一番に大きい課題と向き合っただけあって、この(3)どころか、『鬼切丸伝』全体を通して見ても、特に印象が強く残る
こじつけ結構、理屈が通れば、それに越した事はない、ってヤツだろう
楠先生の漫画家としての腕を魅させてもらったw
この台詞を引用に選んだのは、人でなく、だが、人と関わる鈴鹿午前が口にするからこそ、「なるほど」と思える真実味が宿っていたから。やるせない、と言えば、やるせないのだが、表裏一体はこの現世で揺るがぬ事実、受け入れるしかない。希望を持てるかと言うと微妙な気もするが、少なくとも、絶望は薄れたかも。結局、気の持ちよう、考え方で差し迫る苦難に挑む気概は湧いてくる

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2016年05月06日

Posted by ブクログ

惰性で買っているような感じではあるのですが、何故か引き込まれてしまう作品です。主人公の物悲しさが切なくなりますが、いつまで経っても救われないのでしょうか。

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2016年04月04日

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