【感想・ネタバレ】オテル モルのレビュー

あらすじ

「悪夢は悪魔」の合言葉のもと運営される会員制地下ホテルで働きはじめた希里。「最高の眠りと最良の夢」を提供すべく「誘眠顔」である彼女の奮闘が続く。リハビリ施設に入院中の双子の妹に代わり、小学生の姪と、かつて恋人であった義理の弟とともに暮らす希里が働き始めたのをきっかけに、彼ら三人にも変化がみえてきたころ、妹の沙衣の退院が決まる。直後、事件は起きてしまう――。

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ネタバレ

栗田有起はこの本で知ったしこの本からとても好きになった。
こんなホテルがあればいいのに。
大都市の中ひっそりとした小道?脇道?を進めばなんとかして辿りつけられるかもしれない

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2012年11月29日

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ネタバレ

不器用な女が地下に伸びるホテルに就職面接に行くという冒頭からの流れは非常に良かったのだが、双子の妹の奇天烈な様子とかいろいろ詰め込みすぎたように感じられて、少し残念。よく寝れるホテルと妹の関係に意味があったのかなと考えたりもしたが、まあ面白かったので良しとする。

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2024年10月17日

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ネタバレ

不思議な世界
眠れるオテル 地下にあるオテルは全体的に真っ暗でエレベーターが部屋につくまで数十分かかる。
なんとなくゾワっとする。
でも必ず眠れるオテル。
希里が勤務初日のころはひたすら眠くなり家に帰っても睡魔に足を引きずられてとことん寝ている
ここでもなんとなくゾワっと

ただ全体的には波の音が聞こえてきそうなくらい穏やかな雰囲気。
希里の双子の妹との関係が壊れずいるのも希里のおかげかな。

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2022年07月30日

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ネタバレ

小川糸の食堂かたつむりとか西加奈子のあおいとか、今までに読んだ本の中の、独特の空気感を感じさせるかなー?と。
淡々としてて、ほんわかしてるのに、クールではないというか。
どっかに諦めて受け入れてる覚悟みたいな強さを感じるし、なのに投げやりではないし。

読んでると、小説の中のその場所を具体的にイメージできて、浮かんでくるので、映画を見てるような感じにおちいって、ちょっと不思議な感じでした。

嫌いじゃないです、この人の書く世界。
別のを読んでみるつもりです。

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2012年12月17日

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ネタバレ

不思議だった。
オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン!!というホテルの話。
眠るためにあるホテル。
客の眠気がホテルの空気を作って・・・。

もし、本当にあるなら 一度、行ってみたいと思った。

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2012年01月21日

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ネタバレ

題名に惹かれましたが、

結構つらい状況にある主人公が、人のせいにもせず、投げやりにもならず、きちんと人生を生きて行こうとしているのが良かった。
誘眠顔=仮の死顔=現状から逃げ出したい
ということなのかもしれませんが、逃げ出したいと思っているということは、少なくと今はまだ逃げ出していないということですから、
彼女の環境を考えるとかなり立派なことだと思います。

ただ、妊娠を感じさせる描写があったので、
この先あの家族は良いほうへ行かないのかもしれないと思うと心が痛みます。

あと、オテルの謎は、あそこまでファンタジックにしなくても良かったのではないでしょうか。
だって普通にちょっときたないですよね。まあ、洗濯に使われた大釜は魔法の釜なのかもしれませんが…。

何度も言いますが、でもおもしろかったです。

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2012年08月31日

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ネタバレ

ナツイチのくじが引きたい! という娘のために、「もう読みたいと思うのあらかた買っちゃったよ〜」と言いながら苦労して選んだのがこれ。
買って気づいた、「あ、これ『お縫い子テルミー』を書いた人の本だ…」。
『お縫い子…』が、私の中ではイマイチだったので、「この本もどうだろう」といぶかしみながら読みましたが、これは結構おもしろかった。
寝る前に読むと、自分も眠くなってきていいかもしれないな。
これは「本がつまらないから眠くなる」という意味ではなく、ね。
主人公のセリフが時々おもしろかった。

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2011年08月12日

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ネタバレ

「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」という会員制の地下13階からなるホテルの話です。
快適な眠りのために存在するホテルで、リネンから空調、明かりまですべてにこだわっています。
睡眠、ホテルを題材にしたストーリーでおもしろかったです。ほんわかとまったりとした空気と時間の流れの中に揺るぎない何かを感じました。
わかっているものへの安心感からか、椅子やシーツに素材の表示がされている。これはなんだろうと思うものより、目に見えて確かなものに対して人は安心感を抱くものなのかもしれないと思います。
不思議な空間ではあるけれど、不眠症になったらホテル「オテルモル」に行くのががおすすめかもしれません。

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2018年08月04日

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