【感想・ネタバレ】お縫い子テルミーのレビュー

あらすじ

依頼主の家に住み込み、服を仕立てる「流しのお縫い子」として生きる、テルミーこと照美。生まれ育った島をあとにして歌舞伎町を目指したのは十五歳のとき。彼女はそこで、女装の歌手・シナイちゃんに恋をする――。叶わぬ恋とともに生きる、自由な魂を描いた第129回芥川龍之介賞候補の表題作。アルバイトをして「ひと夏の経験」を買う小学五年生、小松君のとぼけた夏休みをつづる『ABARE・DAICO』収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルの『お縫い子テルミー』と『ABARE・DAICO』の中編2作が収まっています。
ジャケ買いだったのだけれど、すっきりとした読み味で良かった~。
会話のテンポが独特なような、自然なような。
何かに一生懸命な人っていいよなぁ。

「夏休み」にお勧めな一冊です。

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2016年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*引用*

 母は私をよくぶった。そして言った。いらいらしてあんたにやつあたりをするのは。月のせいなんだからね。私、月のせいで変なんだから、うらまないでよ。そんなの、筋違いなんだよ。

―― 『お縫い子テルミー』 p.39

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2011年11月18日

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