【感想・ネタバレ】あいにくの雨でのレビュー

あらすじ

町に初雪が降った日、廃墟の塔で男が殺害された。雪の上に残された足跡は、塔に向かう一筋だけ。殺されたのは、発見者の高校生・祐今(うこん)の父親だった。8年前に同じ塔で、離婚した妻を殺した疑いを持たれ、失踪していた。母も父も失った祐今を案じ、親友の烏兎(うと)と獅子丸は犯人を探し始める。そんな彼らをあざ笑うように、町では次の悲劇が起こり――。衝撃の真相が待ち受ける、青春本格ミステリ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

初めて拝読した麻耶作品。
雨というタイトルに惹かれて購入。ラストが衝撃的で、なんかもうつらい。これからの烏兎くんと獅子丸、そして祐今のことを思うとなんとも言えない気持ちになる。祐今は何も知らないまま過ごし、烏兎くんと獅子丸は奇妙に歪んだ関係を持続していくのか気になるので、その後の物語が欲しいとか思ったり思はなかったり。
“俺たち親友だろ”の重たさ。

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2016年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あいにくの雨で~あいにくの麻耶雄嵩
とはいえ、裏切られるの承知で読み始まってはいたのですが相変わらずのちゃぶ台ひっくり返しの技。

後味、いい、悪いの問題ではもはやない。
覚悟して読んでいたのでショックは少なかったけれど
どんなバカ?とは期待していた。バカじゃなかった、残念。

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2015年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

他の麻耶作品と比べると異色な青春ミステリ。ラストは派手ではないが喪失感でいうと随一かもしれない。
章の仕掛けもなかなか効果があったと思う。
ただ、どこか幻想的なのは麻耶らしさとしていいとしても、登場人物の描写が薄く、性格や関係なども地の文の説明と描写で開きがあるように感じてしまった。もう少し掘り下げがあればラストが際立ったと思うので残念。

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2014年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

麻耶雄嵩というと実験的な作品ばかりだが、いきなり冒頭で13章から始まることを除けば比較的オーソドックスな作品。
本筋の殺人事件と生徒会の派閥争いが並行して進むが、2つの話は基本的に独立。獅子丸と矢的先生の人間性を深堀りするという効果はあると思うが、物語全体としてはまとまりに欠けていると思う。

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2025年01月19日

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