あらすじ
男女のあいだのほか、親子の情、兄弟の情、友の情、惻隠の情など、人の基本倫理も「情」という言葉で表現してきた中国。人間関係の情愛をめぐる多様な「情」のかたちを、比較文化として詩歌・文学に探る。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
中国の「情」には、日本とは異なる多様な意味が含まれている。
男女の情、人情、親子の情、兄弟の情、友の情など、人間関係の基本的な倫理は、いずれも微妙にニュアンスの異なる「情」ということばで表現されてきた。
この人間関係の情愛をめぐる多様な「情」の観念は、古代から宋、明・清の時代まで、どのようにとらえられ表現されてきたかを、詩歌、小説、思想書を通じて文化史的に明らかにし、中国人のメンタリティーのありかを描く。
[ 目次 ]
第1章 「情」という観念
第2章 詩に詠まれた「情」
第3章 恋の情緒としての「情」
第4章 「人情」まんだら
第5章 友情の虚々実々
第6章 兄弟の情、親子の情
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