あらすじ
機械都市バベルの下に広がるスラムに、一人の少年がいた。名を持たず、変異を持たず、見えるはずの無い“月”を空に探す少年…。 そして、少女がいた。腕に変異を持ち、人類の“純血種”を守るために異形の生物達と戦うウェポンとして…。 世界が“混沌”に包まれて数百年―。人類は前時代の遺産「過学」の庇護のもと、戦闘能力に長けた“変異種”と呼ばれる人々を管理し、荒廃した大地で異形の生物の影に怯えて暮らしていた。 だが、やがて少年と少女が出会うとき、世界は静かに変革の扉を開き始める…。
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Posted by ブクログ
表紙買いしたが気づけば虜に以下略
これは文章書きとしてかなり影響を受けた一冊です!
貼られた伏線も多くて、はらはらしながら続きを待ったものです!
世界観もかなり特殊で、私の貧相な脳に多くの単語を詰め込んでくれました!
個人的に第三稀存種であるエンダ=カーラさんが気になります!!
Posted by ブクログ
これ、読み出すと止まらん。全巻持ってます。
心情とか情景とか、とにかくすごい。
夜中、ひとりで号泣した覚えが・・・。
好き嫌いがわかれそうですが、グロイのが好きな方にはオススメです!
Posted by ブクログ
全巻持っています。
主人公の少年―ルナの悲痛な運命の中にある出逢いと別れに涙せずには居られない物語となっております。
藤原さんの作品はグロイのが多いのですが、世界観やキャラクターの設定などにはとても惹き付けられるます。
Posted by ブクログ
大切なものが容赦なく失われていく様子の描写が、読み手に痛々しさを感じさせるほど上手いです。よくありがちな荒廃した近未来の話ながらも独特の雰囲気・世界観を持った作品でした。個人的には特に、父親が最期に父親らしくあったシーン、ルルが主人公に本当の名前を告げるシーンはグッっときた…。展開が速くてあれよあれよという間に皆逝ってしまいましたが、読み応えは十分にあったように思います。次巻にも期待。
Posted by ブクログ
雰囲気のある小説。いい意味で厨二病。文明崩壊後の混沌とした世界、使いきれない過去の文明の遺物、隔離された都市と発生するスラム、身体能力を使った近接戦、などがキーワード。一人の少年が、自身を謎に思い、生い立ちを知り、家族や友人を失い、力に目覚める物語。物語に沿って世界観がごく自然に示される。
第9回電撃ゲーム小説大賞応募作と聞いて納得した。今はなきゲーム大賞に合いそうだが、現在だとやや古く感じる。
当然続刊は出てるよなと思って調べたら、この作家、今、何を書いてるんですかwラブなホームコメディwどうしたw