【感想・ネタバレ】魔神の遊戯のレビュー

あらすじ

ネス湖畔の寒村ティモシーで、突如として発生した凄惨な連続バラバラ殺人。空にオーロラが踊り、魔神の咆哮が大地を揺るがすなか、ひきちぎられた人体の一部が、ひとつ、またひとつと発見される。犯人は旧約聖書に描かれた殺戮の魔神なのか? 名探偵・御手洗潔の推理がもたらす衝撃と感動……。ロマン溢れる本格ミステリー巨篇。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり島田作品はすごいなあ。スケールがどんなミステリよりも圧倒的に大きい。今回は、わりと先の読める展開だったけど、それでもユダヤ人とイスラムの対立とか、旧約聖書の出エジプト記など、サイドストーリーが勉強になる。
ネス湖のほとりの村も雰囲気があり、また少々飽食気味だか死体の演出もインパクトがある。
ロドニーの、ユダヤの唯一神ヤーハウェは暴力の神だとか、復讐を認めているとか、ユダヤ人とは思えない?思想が目新しかった。

飲んだくれのバーニーと、癇癪持ちのバグリー警部のコンビもおもしろかった。バーニーもあんなに飲んだくれてる割には思考力がある笑

最後の本物の御手洗の登場はかっこよかった!御手洗が偽物なのは薄々気づいた。というのも御手洗があんなに存在感が薄いはずないし、また犠牲者が次々に出るのを止められないわけがないもの!

御手洗はほんとにあちこちの国に救世主として出現してて、世界的に活動する探偵ですね笑

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2021年02月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

記憶の画家ロドニー。
子供の頃自分が住んでいたティモシー村の光景を40年後に非常に正確に絵に描きおこすことができる。それしか描かない。

現在のティモシー村でバラバラ殺人事件が起こる話と
所々にロドニーがその殺人を行っているという手記が挿入されて話が進んでいく。
が、最後の方で手記と実際の事件との相違がでてきて、あれ?ってなる。

語り手の酔っぱらいバーニーが好ましい(笑)。
彼と署長のバグリー、部下のトムとミタライ教授の4人がメインで話が進んでいく。

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2016年05月22日

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