【感想・ネタバレ】言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

認知言語学は、けっこう文学的な言葉の使い方についてあれこれ考えている人には面白いんじゃないか。レトリックだとか、同じ真理を表現していても、言葉の並べ方で意味が違ってくるんだ、って思える人は認知言語学向きです。初めて知ったものとしては、メトミニー(換喩)がありました。赤い頭巾をつけた女の子を、「赤ずきん」と呼んだり、メガネをつけた男の子を、「メガネ」と呼んだり、「村上春樹を読んでいる」という言い方で、村上春樹さんの作品を読んでいる意味になることだとか、そういう種類の、言葉の使い方については、そっか、そういうグループの言葉だったのかと初めてカテゴライズして認識しました。

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2016年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

失語症の勉強のために、言語学について勉強しようと読んでみました。歴史的背景の部分や、概念的な説明などは、イメージしにくく、分かりにくいですが、例をあげながら、対談形式で書かれており、分かりやすくしようとする努力が見えます。認知言語学では、文法と意味が切り離せないと考えられていること、例えば、「知らない人が私に話しかけました」より「知らない人が私に話しかけてきました」の方が自然であるなど、文法事態に意味を含むことがあること、メタファーには、「目が釘付けになる」のような、慣用句のようになった死んだメタファーと、その場その場で生まれる、創造性にかかわる、「夜の底が白くなった」のようなメタファーがあることなど、参考に、勉強になりました。

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2013年07月05日

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