あらすじ
「不機嫌」「ふてくされ」に生産性を上げるものはない! 「上機嫌」を自在に操り技とすれば、自分の隠れた能力を発見できる! 「上機嫌」になるメソッドを解明する1冊。
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Posted by ブクログ
人間関係の構築に対する苦手意識を何とかしたいと常々思っていたときに,この本の存在を思い出した.
タイトルの通り,上機嫌でいることは人間関係,とくに上司や目上の人といるときは『作法』であり,これまでの日本ではそれこそ常識として行われてきた.
周りに気を配り,気を使うことのできる人間であるために重要なのが,上機嫌であることと筆者は述べている.
* 不機嫌とは知性の欠如であり、社会においては子供の振る舞いである。
* 7つの習慣でいう、環境に反応している状態。
* 現実を確実に客観視し、断言し切れないといけない。
* 不得手な部分を明確にしおおらかに笑い飛ばす、得意なものは自画自賛する。
* 上機嫌は体を十分に動かすことから始まる。
* 自分の不機嫌、上機嫌のパターンを知ること
* 誰に対しても上機嫌である
* 知性があるということは、自分の気持ちをコントロールできること
上機嫌とは『技』であり,優れた知性によって会得できるということを学んだ
Posted by ブクログ
どんな世界でも「一流」と名の付く人は上機嫌である。
と言うのは最近よく思うことである。
まさに、そういった事「なぜ一流の人は上機嫌」であるのかが書かれた本。
この著書に実名入りで登場する方々の他にも、たくさん思いつく。スポーツ界、芸能界で浮かぶあの顔この顔も上機嫌である。
人を「上機嫌で頭が良い」「上機嫌だけどバカ」「不機嫌だけど頭が良い」「不機嫌でバカ」に大別し、「上機嫌で頭がいい状態」を目指そうというのがこの本の主旨。
オープンで暖まっていて、柔らかい身体づくりをすることが大事。年をとってがちがちになった身体をほぐすところから始めると良いという。
また、今時の若者は真面目でいい子すぎて、故に身体が固く縮こまっているのだという、教育者(大学教授)としての著者は、そんな若者の身体を文字通り揺さぶってやったり、常にテンションを高めにしてやる気を出させる為の授業を取り入れている。
気分は訓練しだいでコントロールできるという。
「周囲に対し共感をもったかと思うと敵対心を抱いてみたり、浮いてみたり沈んでみたり、変化が激しいので、その時々の気分で物事を判断する人は、客観的判断が冷静にできない、一貫性を欠いた人」ということになり、これには当てはまる人は多いことと思う。
一日を終えて疲弊してしまうのは大方、こんな所にもある。
上機嫌を技化する方法が書かれていて取り入れるべきところが随所にある。
まず私の場合は「どんな時不機嫌モードになるか」を客観的に見ることから始めよう。
Posted by ブクログ
仕事ができる人には、上機嫌な人が多いものです。本当にできる人は、テンションが高くて上機嫌、一つずつの動作、話すテンポが速いのです。頭の回転が速い分、コミュニケーションの速度も早くなります。
みんなを楽しませよう、喜ばせようという気持ちが非常に強く、そのためには、進んで自分を笑い飛ばそうとするなど、サービス精神が旺盛なのです。
これまで何もなしてこなかったように飄々としている人の方が大人物なのです。
本物のヒーローは、その存在だけで、世の中全体を明るくすることができるのです。
Posted by ブクログ
上機嫌力という「技」を身につけるための本。
「技」なので、鍛えることができる。コントロールできる。
不機嫌で良いことはない。
この本で学べる、体、意識のコントロールを会得し、上機嫌を維持していきたい。
Posted by ブクログ
上機嫌力は技である。
上機嫌×知性。
自分が好き×突き放せる(客観視)。
呼吸でふっきる(気)。
テンポ。
拍手。
目次
第1章 なぜ私は上機嫌なのか
第2章 上機嫌列伝
第3章 気分をコントロールするからだを作る
第4章 かつて「不機嫌の時代」があった
第5章 上機嫌の技化のメソッド
まとめ 上機嫌の作法
Posted by ブクログ
上機嫌でいる方が人間関係上手くいく、何より上機嫌なので自分が気分がいい。そうなりたいという思いで読み進めました。
齋藤さんは素は不機嫌な人間で、とてつもない不機嫌な時代を乗り越えて上機嫌を技として身につけた、意図的に上機嫌を「やっている」、くせづくと授業や仕事の打ち合わせをすることで不思議と気分も晴れる、との事。
一人でいる時など、日常的な自分の中の不機嫌な思いから救われたかったので、少し思ったのと違うかなと思いましたが、まさに「作法」で、人に対する時に技として身につけていくべきもの、と感じました。
・気分に巻き込まれた状態から、自分を引き離して見る力
・会う方会う方上機嫌でいるとだんだん機嫌の持久力が伸びてくる
・東洋では呼吸に集中しすーっと吐いて止まるところでいったん小さく生命が死滅すると考える。吐くことは捨てていくイメージ。呼吸に集中すると細々としたことを考えていられない。捨ててこそいい状態でいられる、一回一回ふっきる練習をするようなもの。
・上機嫌を維持するポイントは、とにかくだし続けること。人間は回転している状態がちょうどいい。出すとうまく流れる。
・不機嫌は癖になる、やり始めると結構快感で他の人が気を使ってくれる。しかし、力にはならない。上機嫌な人同士が接触して起こるエネルギーには膨大な可能性がある。
小さな積み重ねで習得していく、このあたりのことが印象に残りました。