中学のバレー部では、アキレス腱を切ってしまったことからサーブだけをひたすら練習してきた主人公、下平鉋。ポジションはピンチサーバー。中学では結局ずっとベンチメンバーだったため、今度こそレギュラーを取る!と燃えて高校でもバレー部に入った下平だったが、入部時の自己紹介で中学時代のポジションを言うと、周りの先輩たちはどこか冷ややかな雰囲気になってしまう。プロの世界ではサーブのスペシャリストという立場のピンチサーバーだが、中高生のレベルではレギュラーではない選手を試合に参加させる出場機会という意味合いが強く、ポジションとまでは言えないという認識だったからだ。さらに、下平と同時期に入部した新入生3人が元・中学東京選抜ということもあり、下平への関心は皆無だった。しかし実は、下平は、狙ってネットインできたり軌道の読めない無回転サーブを打てたりするスーパーサーバー、本物のピンチサーバーだったのだ...!
個人的には、「最初は注目されていない選手が実はすごい選手だった!」という始まり方が非常に刺さりました。主人公は、バレーボールという競技の中では必ずしも華々しいとは言えない「サーブ」というたった1つの技術を極めたキャラクターであり、アタックをバシバシ決めるthe・エース!というようなキャラクターではないというところも、とても新鮮でおもしろかったです。バレーボールを全然知らない人でも楽しめる作品だと思います! ぜひ読んでみてください。そしてこの作品にハマった方は、続編である『ハリガネサービスACE』もぜひ!
感情タグBEST3
ピンチサーバーの主人公が試合でも動けるように成長していくので、これからが見どころ。
次の巻が楽しみ。
練習試合で主人公のサーブ力をお披露目
初っ端から度肝を抜く様は気持ちいい
ハイキューの変人速攻と同じく無敵ではないので対策されていくのかな
ついに主人公が試合に出ましたね!上級生や同級生たちの実力が強豪校にはあまり通用しなかっただけに、主人公のサーブが強豪校にも通用したのは嬉しかったですね!サーブだけだけどw
Posted by ブクログ 2021年07月05日
桐城高校との練習試合についに出る下平。
「この状況から 試合をひっくり 返せるとしたらおまえしかない」
と期待してくれて、
実際サーブが決まったときには真っ先にハイタッチをしにきてくれて、
もう一本かましてやれ、と言ってくれて、
下平の実力を知っている一年生たちの信頼が嬉しい。
試合に出られず、みん...続きを読むなの輪の中にいたいと願ってきた下平が
「あの人が取れないサーブを打ち続ければ
コートに居続けられる」
と思って挑むところが良かった。
下平を認めるか認めないか多数決を取ろうとする先輩には引いた。