あらすじ
2025年4~5月、東京・佐賀で舞台化決定! ある真夜中、亡き恋人との思い出を引きずる佐賀大生・昇太の目の前で、とっくに放送時間を終えたはずの駅前ラジオ局に明かりが灯る。鮮やかな青い髪のパーソナリティがガラスの奥から放った「今夜のゲストは、キミだっ!」のひと声に導かれ、昇太は「霊界ファックス」が届く不思議なラジオに、演者として参加することに――。ラジオが起こす優しい奇跡を現役アナウンサーが描く人気シリーズ、舞台は佐賀へ。文庫オリジナル。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
中盤、終盤からの展開が予想していたものとは違い、とても驚かされました。特に印象に残っているのは花音ちゃんが言っていた「生き物は生きるために産まれる、なのに自殺というのは自分を殺すという罪深いことなんだ」というセリフ(意訳)です。主人公は神風特攻隊の少年(おじいさん)や花音の説得によって生きていく覚悟をするのですが、なぜ自分たちが生きなければならないのか、という漠然とした問に対しての部分的な答えなのではないかなと思いました。