あらすじ
地方局の新米アナウンサー・鴨川優は、テレビからラジオに異動となり、憂鬱な気分を抱えていた。妙に陽気なディレクターの蓮池陽一から、午前0時に始まる新番組の司会に抜擢されるが、その準備中のある夜、突然の豪雨で孤立した村に災害情報を流すと大役を担うことに。さらには陽一のとんでもない秘密が発覚し……。ラジオ局で働く人々の奮闘を現役アナウンサーが描く、少し不思議で心温まる物語。
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Posted by ブクログ
舞台を観に行くにあたって原作本も読みました。
読みやすくて心が温まるファンタジー小説。
大人よりも10代とかフレッシュな人に薦めたいかもしれないです。自分は捻くれたAM深夜ラジオリスナーなので「FMって深夜でもこんなに番組が明るいの?!」と変に斜めに読んでしまいました(笑)
作者が現役のラジオアナウンサーなのでラジオ局事情がリアルで面白かった。良い意味でも悪い意味でも”良い話”すぎるかなあと少し思いました。
ちなみに、博品館劇場にて舞台『午前0時のラジオ局』を観劇しましたが、原作の雰囲気がそのまま舞台になったようなハートフルな作品でした。続編の小説も舞台化されるようなので楽しみです。
Posted by ブクログ
推しがこちらを原作にした舞台をすることになり、存在を知った作品
久々にラノベ(厳密にいうとラノベじゃない)的な小説で、さくさく読めた
いろいろとまだ伏線(佳澄の正体、優と佳澄とあおいの関係、陽一の目的2などなど)があるので続くのも納得
どんな舞台だったのか気になる
Posted by ブクログ
優しい優しい話。
ラジオ局で起きる出来事や、アナウンサーの成長物語みたいな話かと思ってたら、それはそうなんだけど幽霊やら心霊現象やらが絡んできたのにびっくりした。
ラジオ、たしかに昔は聞いてたけど今は聞いてないなぁ。たまには聞いてみるか。
Posted by ブクログ
ああ…そうなのか!~地方局の鴨川優アナは新米でラジオ局勤務を命じられた。昼のワイド枠では先輩女性アナウンサーのあおいが人気だ。午前0時からの深夜枠を割り当てられ,アシスタントのオーディションでは,蓮池洋一Dにより引っ込み思案の中卒パン工場勤務の18歳・佳純が選ばれた。第1回,スタジオの電気が消え,天井から光り輝くファックス用紙が落ちてきた。それは浮遊霊だと名乗り,終わって疲れて帰る軽自動車に乗り込んできた男の正体は,甲子園を逃した試合に投げていた優の親友で海で溺れ死んだ男だった。幽霊だと正体を明かすD洋一はデンスケで犬の声を録音してこいと命じる。心当たりのある佳純は公園でレトリバーの声を録ってきたが,洋一発明のソフトを使うと,つき・かわ・とおい…となるのだ。それはティファニーで朝食をの挿入歌・ムーンリバーで,50年前公園で別れたきり会えない男を慕う女性の気持ちを受け継いだルナの思いだった。戦争で夫を失い,子も流れてしまった小学校教諭から届いた手紙と小包の中身であるフルートは,特攻隊で亡くなった夫の遺品だったが,消印は昭和30年のもの。夏の高校野球地方大会の一回戦で野球実況の練習を外野席で行う優に声を掛けてきたのは,1年前まで試合中の高校の監督を務めていた男だった。男は野球の指導のために離婚し,妻子を捨てた格好だったが,この試合の日に亡くなり,娘であるあおいの許を訪れて,元妻に謝りに行くのだという。洋一は30年前,新婚旅行に行く最中の交通事故で死亡しているが,妻は昏睡状態だ。枕元にはラジオがついている。今生の際,身体から抜け出して,放送局まで辿り着いたが,義弟には犬のルナに乗り移って再会を果たしたが,いよいよとなって病院の肉体に戻った。彼女は夫とキャストに向けてファックを送るのだった~最初の読者は小説家の村山早紀でお姉ちゃんなんだって! 弟といっても1968年生まれだから2014年現在46? NBCの現役のアナウンサーでラジオ局勤務が長い