【感想・ネタバレ】黙示録殺人事件のレビュー

あらすじ

休日の銀座に、突然、蝶の大群が舞った。蝶の舞い上ったあとには、聖書の言葉を刻んだブレスレットをはめた青年の死体があった。これが、十津川警部の率いる捜査本部をきりきり舞いさせた連続予告自殺の始まりだった。次々に信者の青年たちを自殺させる狂信的な集団。その集団の指導者・野見山は何を企んでいるのか……。“現代の狂気”をダイナミックに描き出した力作推理長編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日曜日に自殺者が。
予告自殺へと発展していく。

連続自殺事件に翻弄される十津川警部。
背景となる事件がつぎつぎに明らかになる。

宗教じみた団体があぶりだされる。
本部に乗り込む十津川警部。

最期は誘拐されてしまう。
結末は全く予想だにできなかった。

社会派を目指した西村京太郎らしい作品。

0
2012年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

旅行しない十津川警部シリーズ。初期の頃にはこんな重厚な作品もあったのかと驚かされる。紋白蝶の群れの中で自殺する若者。どの顔にも苦しんだ様子がない。1980年にカルトを先取りして警告していることを考えるとなかなか興味深い。ストーリーにも起伏があり、最後まで飽きさせない。人は死に際して苦しむのが当然だという警部のセリフは現代でも生きるセリフであるように思う。

0
2011年03月05日

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