【感想・ネタバレ】明治十手架(下)のレビュー

あらすじ

星霜移り明治16年。ガス燈けぶる銀座の片隅で、出獄人保護所の善行に身を投じるか弱き乙女ふたり。荒くれどもからこの秀麗な姉妹を守るため、十字架にも見て取れる十手一本首にさげ、戦う快男子・原胤昭。だが、運命の時は来た。二度と渡るまいと心に誓った牢獄島に、胤昭が囚人として渡ることになろうとは……鬼畜の如き極悪人が、残された姉妹を目指す。嗚呼、願わくば清きふたりに神仏の加護賜らんことを! 虚実混沌、揺れ動く近代日本黎明期を舞台に展開する奇想天外の物語。

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Posted by ブクログ

とある出来事に触れた悪党たちの慟哭が心を打つ
。改心した犯罪者たちと看守たちとの一人一殺の壮絶な戦いは忍法帖を彷彿させ、抜群の面白さ。物悲しいラストも素晴らしい。

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2011年12月28日

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