あらすじ
四天王に守られた帝釈天の幻を見たお大の方は、無事、竹千代を出産する。「家康に過ぎたる者」といわれた本多平八郎忠勝を中心に、弱小大名・松平家と徳川家康を支えた三河武士「四天王」の活躍を描く長編歴史小説。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
三河の弱小大名・松平広忠に嫁いだお大の方は、四天王に守られた帝釈天の幻を見ながら竹千代(のちの徳川家康)を出産した。今川義元の属将を経て、桶狭間の戦いを機に岡崎に帰還した家康は、織田信長と清須同盟を結んで今川氏を退け、武田氏を滅ぼして着々と勢力を拡大する。「家康に過ぎたるもの」といわれた本多忠勝を中心に、酒井忠次・榊原康政・井伊直政の「徳川四天王」をはじめ、家康を支えた三河武士たちの活躍を描く。
2007年3月24日購入
2009年4月26日初読
Posted by ブクログ
徳川四天王と呼ばれた四人の武将、酒井忠次、本田忠勝、榊原康政、井伊直政を中心に、今川氏従属期より徳川幕府樹立までを描いた作品です。
前半は忠次、忠勝、康政の三人だけですが、中盤からまだ幼い直政がその頭角を現してきます。
後半では筆頭であった忠次が徐々に一線より下がりはじめ、逆に直政の活躍が目立ちます。
直政の早すぎる死が惜しまれますが、この四人の内、誰か一人でも欠けていたら徳川氏の隆盛は無かったのでは、と思えて仕方ありません。
自分は忠勝が一番好きなんですけどね(笑
Posted by ブクログ
題名は徳川四天王だがほぼ本多忠勝がメイン。大事な局面では常に忠勝に味方する鈴鹿一党の影の活躍がある。光秀の献策、新武将田原八郎太忠家、などの創造性は面白い信康と井伊のくだりでは「まさか。」とドキリとした。後は少し濡れ場が多過ぎかな(笑)