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時系列的に…
並行したシリーズである「五坪道場一手指南」の第4巻中盤より以前のエピソードが綴られている(茜姫がまだ柳生道場の門下生。彼女は「美剣」の第3話で他流試合のために破門されている)はずなのだが、この「美剣」の中で左内とねんごろになっていく過程が語られている割には、それ以前のエピソードであるはずのこの本の中で、この2人、もう恋仲と云って良い間柄になっている。
こんな、ちょっとした矛盾があるのだが、それを不満に感じさせない、一種の「軽さ」がこの作者にはある。
一種独特だが、ラノベの文体から借りて来た様な文体のせいかも知れない。
次は「一手指南」最終章の後、やっと隼人も隠居が叶い、市井の暮らしを始めたところから新シリーズはスタートする。
ここまでは絡まり合いながらも並行していた左内と隼人の物語が、小説としてひとつに纏まって語られるようになるのだろう。
乞うご期待。