あらすじ
恋の成就は望んでいない───ただ好きでいるだけで良かった。部下の須藤を密かに思う真木。ある夜、行きずりの男に身を任せる姿を、須藤に見られてしまう。そして、好奇心で須藤から体の関係を持ちかけられ、抱かれるようになり…。カラダだけでいい───でも彼の好奇心が一日でも長く続きますように。希代のストーリーテラー・麻生ミツ晃が贈る泣ける大人の恋、待望の配信開始!
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凄く良かったです！！
どうしてこんなに素敵な話を描けるんだろうかと感心しちゃいます。
二人が色々な障害を乗り越えて、共に人生を過ごしていく覚悟に感動しちゃいました。
子供が出来ないくだりとか、ほんとに人間の本質が出てくるしそこで相手の本性が分かるんだよな、とか深く考えさせられる話でした。
おまけの台詞
「姿勢が悪い」
２人の関係が端的に表されていて、凄く良かったな。
Posted by ブクログ
絵が好みではないし、前のアンソロで読んだ話はいまいちだったのでどうしようかと思いましたが、あらすじだけだとかなり好みなので思い切ってみました。
当たりでした！
重くて苦しい、大人のリアルな恋愛。
最初はいい加減な好奇心から始まって、ラストで纏まるまで丁寧に描かれています。
社会人ならそうですよね。気軽に付き合える訳もなく、まして相手は社長の子息。
色々乗り越えたあのラストは、素晴らしかったです。
「彼女がいらないなら 僕が欲しい」の叫びが、泣けます。
幸せになれてよかったね。
障壁や葛藤のないBLに疑問を覚える方にはお勧めの一作です。
しかし、一点だけ。
大企業であんなメール回りませんて（笑）
胸が締め付けられました。
先生の作品は全て読んでいます。どの作品も心が抉られるような思いをします。この作品もそうでした。読んでからしばらく思考が停止するような気がしました。2013年の作品で、持っている携帯はガラケーで、社内メールが噂の柱になるような時代です。現在は、ほとんど人がスマホを持ち、SNSで噂が蔓延り、独立ベンチャーなど働き方も様々になっているのに、内容に古さを感じない。作品としての完成度の高さは素晴らしいのに、BLを取り巻く環境が10年前とほとんど変わっていない事に愕然としました。
親が子を思う気持ち、同性カップルの不遇、不妊は悪であるかのような風潮。心に突き刺さります。
いつも素晴らしい作品を読ませていただいて、本当に感謝しかありません。
Posted by ブクログ
ゲイの上司が二丁目でキスしてるのを部下に見られて脅されて…的な。
上司の真木さんが、部下の須藤への気持ちがバレて以降、素直で健気なのにぐっときた。脅して始めた関係だけど、2人とももどかしく意地張ったりとかはないからかわいい。
一個だけ気になったのは、必ず変装する真木さんが、なぜあの日は変装なしだったんだろう。須藤に聞かれたときも言いたくないっていってたからなんかあるのかと思ってたけどとくにその後ふれなかったよなぁ？
Posted by ブクログ
★3.5くらい。BLというよりも受け攻めの人生観というか。攻めが色々諦めてて淡々とし過ぎかな、。くっついたり離れたりが複雑なんだろうけど意外とあっさりな印象…？キャラの心情を汲み取ればそうでないことは分かりますが、最終的にヨリが戻った原因がウーンで、自殺をほのめかすシーンもエー？でした。受けを完全に受け入れていなかったのは、攻めも同じだった…か。
昼ドラのようなストーリー
設定や作中に出てくる言葉や口調が古臭くて違和感があります
何年も前の作品なので古さを感じるのは当たり前ですが、そういうものとは違う違和感
こういう人物だから、こういう場面だからこういう事を話してこういう行動をするっていうテンプレートがあってそれに当てはめて描いた感じ
最後も結局子供が出来ない体だからヨリを戻した感じがします
何も問題なければそのまま結婚してたんでしょ？ってモヤモヤしました
評価が高いですが全く感動も感情移入も出来ませんでした
作者さんの他作品はよかったのに
