あらすじ
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戦後日本の出発点を詳述した本書は、日本政府とGHQとの交渉を中心にした改憲論議や、国民の中へとけ込もうとする地方巡幸のエピソードを中心に昭和天皇の姿を描いた必読の書といえよう。
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Posted by ブクログ
目次
昭和21年
2月
憲法改正諸問題
東京巡幸
3月
憲法草案要綱
米陸海空軍合同会議
天皇が語る「戦争秘話」
巡幸再開
4月
対日理事会
戦後初総選挙
政局不明、行幸中止
天皇退位提言
5月
極東国際軍事裁判
混迷する政界
これを読むと、日本国憲法が米国からの押しつけであったことが伺える。しかし、その後日本人はこの憲法を自らの思想として受け入れつつある。これをどうとらえるか。私としては複雑な心境だ。
当時の日本の政界は(これは今もと言えるのか)、国をどうするのかという気概が感じられない。この巻では、幣原内閣から吉田内閣へと移り変わるのだが、政治家達の動きについては、何とも言えぬ頼りなさを感じる。