あらすじ
サハラ砂漠でマラソン!? ある深夜、ネットでサハラ・マラソンなるサイトを見つけた著者。酔った勢いで主催者に参加希望のメールを送ったところ、あっさりと参加を認める返信がきた。開催まではたった二週間あまり。15キロ以上は走ったこともないランニング初心者の闘いがいま始まる――。表題作のほか、「謎のペルシア商人」など著者の“間違う力”が炸裂する超絶ノンフィクション作品集。
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Posted by ブクログ
読友さんにお借りした旅エッセイ。真夜中のラブレターのごとき意味のわからないテンションで申し込んでしまった西サハラのマラソン大会、ブルガリアで岩のようなおじさんから優しくされ女性の気持ちになったこと、インドへの再入国のために改名を目論む話、などなど、全部おもしろかった。こんなに失敗してる話なのに、読むと何だか旅はいいなあ、マラソン大会気になるなあ、とか思ってしまう。
Posted by ブクログ
砂漠でのマラソンなんてものが存在することを知らなかった。ヒョイと行けちゃうのが凄い。
みんなでルートを修正し助け合いながら砂漠を走っているのが、個人競技なのにチームプレイになっていて面白かった。
絶対走りきれないと思ったのに、本当にここぞという時に神がかった運を持ち合わせている気がする。
外国語ができないのがコンプレックスって書いてあったのには驚いた。話す気のある人と意思疎通できているなら何も問題はないような気がした。
その他の短編も興味深く、こういう細かい話が他にも沢山あるんだろうなと思うし読んでみたい。