あらすじ
新聞配達の早朝の町で、暗天に閉ざされた北欧の地で、染織家の妻と新たな暮らしを始めた仙台の高台の家で、そして、津波に耐えて残った小高い山の上で――「私」の実感をないがしろにしない作家のまなざしは常に、「人間が生きて行くこと」を見つめ続けた。高校時代の実質的な処女作から、東日本大震災後に書き下ろされた短篇まで、著者自ら選んだ9篇を収録。
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Posted by ブクログ
『ショート・サーキット』に続き、著者がこれまで書いた短編のなかで、特に優れた作品を収録されたものが本作である。著者が電気工事士になる以前の話、すなわち高校時代の体験をもとにした作品もあれば、再婚して以降の夫婦の日常、また東日本大震災で被災した際の出来事と比較的最近の話も収録されている。このように、本作は著者の変遷を1冊で追える内容となっている。