あらすじ
二〇〇三年に発生した『横浜線彫刻家連続殺人事件』 剣崎マコトは“冤罪”を訴えるも“犯人”として逮捕“死刑執行”されてしまう。 しかし“死刑執行”と同時に“事件発生の25日前”に“タイムスリップ”! “まだ起きてもいない事件”をとめる為、“真犯人”へ“復讐”する為、未来から来た剣崎の選んだ『相棒』は過去の自分だった!! 信じられるのは自分だけ! 追跡クライムサスペンス!! 運命と戦う2人の自分の物語開幕。
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第1巻冒頭から主人公の死刑執行のシーン。彼は「横浜線彫刻家連続殺人事件」容疑者として冤罪を訴えるも、死刑は執行されてしまう。そこから主人公が事件の前までタイムスリップして「未来」を変える。
そんな「よくあるクライム・サスペンス」に思える本作だが、他の作品と大きく異なる点は、主人公が過去の自分と共存すること。つまり未来からタイムスリップしてきた主人公が自らドッペルゲンガーとなって未来を変える。これはあらすじだけで既に面白い。
実際の都市伝説として、「自分のドッペルゲンガーを見ると死ぬ」という有名な通説もあり、そんな通説を応用したクライマックスとなるのか、見事真犯人を見つけ未来を変えるのか、そうなるとドッペルゲンガーとしての自分はどうなってしまうのか、今後の展開に要注目。
感情タグBEST3
おもしれぇー!
相棒は自分のドッペルゲンガー!
探偵ものは星の数ほどあるけれど、相棒が自分自身なんてストーリーは他にないね!
連続猟奇殺人の冤罪になった気の毒な主人公。
彼は事件前の過去へタイムスリップしてしまい、そんで昔の主人公と相棒になる!というもの。
2人の自分は本物の連続殺人犯を捕まえられるのか?
同一人物でも、若者と大人では微妙に違う。それは吉とでるか凶とでるか?
今、最も続きが気になる。
大人が楽しめる漫画!
Posted by ブクログ
連続殺人事件の犯人として冤罪で死刑にされた主人公がタイムスリップして事件の真犯人を…という話だけど、タイトルにドッペルゲンガーとあるように、主人公が同じ時系列世界に二人存在することになり、幸せな主人公と死刑まで精神的に追い込まれた同じ人間の精神状態の差が今後の物語の鍵を握りそう。ドッペルゲンガーというタイトルからして、タイムパラドックスは無視して話が進みそうなのでどう決着をつけるのか楽しみです。でも、ドッペルゲンガーに逢うと死ぬというのが常識だから結末が不幸な方向に行きそうな気もする
ちょっと懐かしい
昔どこかで読んだマンガに似ているなと思ったら、まさにこの作品の連載時にしばらく読んでいた記憶でした。
8年ぶり?に読んでみたけど、まず絵が下手。
下手なのに決めポーズ的なものを取るのが余計変。
また、キャラも強調しすぎていて濃すぎる感じ。
刑事の変な方言とかね。
全体的にデビュー作という事もあってか、稚拙な感じ。
そしてストーリー。
発想は面白いけど、表現が安易。
犯人探しも良いけど、まずは過去の自分に完全なアリバイを作らせたうえで、自分が動くというのがスジじゃないかな?
アリバイ無しだと同じことを繰り返すというリスクが生じるのは、誰でも考えるでしょ、普通。
そういう、当たり前の事を素通りさせておいて話を盛り上げようとする、この展開は何かに似てると思ったら、「テセウスの船」でした。
殺人犯の濡れ衣を着せられる点や、「なんでそうなるの?」というもどかしい思いの連続というところがよく似ている。
という事で、「テセウスの船」に違和感・もどかしさを感じず、純粋にハラハラドキドキできたという人には、この作品もお勧めします。
あのドラマが嫌いという人にはお勧めできないかな。