【感想・ネタバレ】正義の偽装のレビュー

あらすじ

何を信じたらよいか、何を信じるべきか。景気回復、東京五輪など楽観的ムードが漂う中、日本人の精神に何が起きているのか。「アベノミクス」という虚構、「憲法」という誤謬、「復興」という矯飾、「天皇家」への警鐘……大震災後の出来事から表出する国家のメルトダウン。民意や国民主権という幻想の下、幸福を一途に追求してきた日本に今、民主主義の断末魔が聴こえる。稀代の思想家が真理を隠す「偽善の仮面」を剥ぐ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ただの時事評論にあらず。重厚な思考の形跡を伺わせるような評論です。(本来そういうものなのかな)。
時事の出来事に併せるように顕現してくるものは
かつて見た光景・・・ヒトは進歩というものがないらしい。
すべてに於いて「既視感」を覚えるのか。
いまさら追加執筆が求められるのは、大衆が健忘症を煩っているからだ。
そして売れる・・・。
既に古典内でしつこいくらいに語られている。
その引用と現実の事象を照合させるだけだ。
筆者はため息をつきながら執筆しているのだ。
また、資本主義の本質について納得させるものがある。
嘗ての著書「資本・欲望・なんだっけ」でも詳しく解説されていましたが
改めてアベノミクスとの対比の中でなんていうか得心がいったというか。
彼の中ではもう既に結論がでているのだろうとペシミスティックにならんで
欲しいですよ。ああ、もうニヒリズムは卒業した先生であられるのかな

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2018年02月03日

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