あらすじ
チンピラの梶原、大学生の弘樹、警察官の和田。何の接点もないように見える三人には共通点があった。それはある女の家に通っていること――。市役所の戸籍係で働く恭子は金にも物にも執着せず、相手に何も期待しない。そんな無機質で達観した女に、男たちはなぜ心惹かれるのか。女には、この世界の何が見えているのか。交差する思惑の中から浮かび上がるロクデナシたちの生き様を描いた長編小説。
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Posted by ブクログ
垣根作品が好きです。登場人物はみんなどっか欠けてて、でも憎めない。今度は主人公をどんな車に乗せてくるのかと楽しみに読み進めると、まあ実にマニアックな国産車をチョイス。このセンスがたまらない。
Posted by ブクログ
いつもと違う本屋さんの平台にあって
なんとなく惹かれて手に取った本です
読み始めて、途中でやめることができなくなり
どうして、そんな風に達観していられるのかと
不安になってしまったり
心の弱さで、言わなくてもいいことを言い
それが大きな失敗に繋がっていく様子に
悲しく胸が痛みました
ヒトは所詮、他人の人生は背負えないーー。
突然,この文章が飛び込んできたとき
どっきりとして、胸をさされるような痛みに襲われました
恭子が、梶原が、和田が、幸せになりますように
自分なりに納得のできる人生を生きていて欲しいと
そして、自分もまた・・・・と
切に切に思ってしまっています
Posted by ブクログ
悟りを開いた人生観を持った女性の話
人生は誰かに寄り添って生きることはできるけどその人生はいつまでも自分だけのもので交わることはない
というのは正論だけどさびしい
Posted by ブクログ
「三谷恭子」という、市役所勤務の25歳の女性に翻弄される、裏社会の仕事をする梶原、大学生の弘樹、警官の和田という3人の男達の話。
同時に3人の男たちと関係を持つ恭子。特別美人と言う訳ではないが、一言話すことにより彼女にたちまちひかれていく、という男達が後を絶たず、ストーカーにも何度も遭ったことが有るという。
公園で毎週末彼女と話している病気を持つ老人との会話が、唯一彼女の内面を知ることができる場面。しかし、過去に辛い経験をしていることは匂わせておきながらも具体的には最後まで謎。もうすこし掘り下げても良かったのでは。
展開はスピーディーで一日で読めたのだが、あまりキャラクターに魅力を感じることができなかったので60点といったとこ。