【感想・ネタバレ】紫式部の欲望のレビュー

あらすじ

日本で最も古く、最も有名な恋愛長編小説、『源氏物語』。30歳を過ぎて原文で読み始めた著者は、ある時、思う。「これは、作者である紫式部が、秘めた『欲望』を吐き出すために書いた物語なのでは」と。「秘密をばらしたい」「ブスを笑いたい」「専業主婦になりたい」などなど、20の「欲望」から読み解く、まったく新しい『源氏物語』解説書。古典がぐっと身近になる、笑いとうなずきに満ちたエッセイ集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

書店で見かけてタイトルにぎょっとした本。でも読んでみると、さらっと読める。紫式部に関する文献や代表作「源氏物語」を読み解いて、紫式部の中にあった欲望を生々しく描いたエッセイ。生々しいのだけれど、笑える箇所が何か所もある。正直な感想は、「人っていつの時代も変わらないなぁ」という事。あと、個人的に紫式部みたいな人とは面倒くさくて付き合うのは無理そう(笑)。

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2014年10月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本の代表的古典「源氏物語」を「作者の欲望」という視点で解説。時代が変わっても女性の心の奥底にある欲望はあまりか変わらないのかも、と思わせてくれます。今まで影が薄く感じた朱雀帝の魅力を発見。たしかに一緒にいるなら光源氏より朱雀帝のほうがいいな。

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2016年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現代に生きる私たちからすれば、不可解に見える『源氏物語』でのあれそれも、その当時を生きた紫式部の視線から見れば理解できるのではと思った。
『いじめたい』の章に出てくる、田舎者の代名詞「近江の君」も、現代の感覚でいえば 素直で元気があって可愛い 近江弁も可愛い とうつってしまうんだよね……。
平安貴族って、実はかなり意地悪だったんじゃなかろうか。

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2015年01月02日

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