あらすじ
オバタリアン教師は陰湿で、限りなくクロに近い指導法で生徒を支配する。ターゲットにされた「やんちゃ坊主」は、たちまち草食化。あるいは「モンスター親」の登場で壮絶バトルに……。なぜ女教師は「やさぐれる」のか? 元気な男子を活かす方法は? 学校現場を徹底調査した著者が贈る、貴重なアドバイス。
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Posted by ブクログ
現在の学級問題を直視したいい本だった。
なんでも、かんでもルールにしてしまう集団は自律性の低い集団で、個々人の自律性も高まらない。
「教師たちの最高の力量は、自由という空気の中でのみ花咲くものである。これを整備することが教育行政官というものの責務であって、その反対ではない」
まさに、的を得た言葉である。
Posted by ブクログ
学術的な本でないため、非常に読みやすい。
ただ、根拠が薄いかな?という印象、
講演を聞いているようなテンポの良い話の展開だった。
オバタリアン教師と言われている人達も、もともとは教師として高い志をもって現場に立っている。
それでも、育児や介護など様々な要因で自分がやりたいように仕事もできず自己肯定感が下がっている。
特に小学校は女性教師が多数を占めている。
彼女たちにとって働きやすい職場をつくらないと、日本の学校という仕組みそのものが壊れてしまう。
教育は日本の未来をつくるものだ。
子どもたちにより良い教育を提供できる学校と社会をつくらなければならない。
Posted by ブクログ
売るためのタイトルなんだけど、損してると思う。全然学校攻撃の本じゃないのに。もちろんスタンスは批判的ではあるんだけど、攻撃することで溜飲を下げる意図は感じられず、かなりまっとうで建設的な批判。
まあ本書にあるんだけど、先生が忙しすぎるんだよね。その方向性はますます加速しそうな予感だし。
ITの活用とかで、その辺りの問題がクリアできればいいんだけど。