【感想・ネタバレ】演じられたタイムトラベルのレビュー

あらすじ

大学生の朝倉僚は、目を覚ますと知らない場所に閉じ込められていた。ずきずきと痛む頭、はっきりとしない直前の記憶、首に巻かれた無骨なワイヤー。そして、その場所には“ある共通点”を持つ人間たちが集められていた。 かつて制作の頓挫したゲームアプリ【SOD】 ―― その開発者たちが一同に集められ、ゲームのプレイヤーを“演じる”ことを命じられる。 矛盾を起こせば死 ―― 記憶だけを頼りに“抜け落ちた時間のイベントを補完する”、決死の舞台が幕を開ける! 土橋真二郎のMW文庫デビュー作 『殺戮ゲームの館』 に連なる≪密室≫シリーズ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分を犠牲にしてでも
他人の事を優先する
ことを、強要する。

土橋さんの書く本
よくワンパターンにならないなって
思う。

面白いしね。

リアルだから、自分だったら…
って、考えちゃう…

0
2014年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

他シリーズと同様、訳も分からず集められた男女が突如命を懸けたゲームを強要される。

今回のゲームのモデルは最近流行の脱出ゲームか。
それにタイムトラベル要素を加え、バッドエンドを回避しつつ脱出を目指すというもの。

今回も手に汗握る緊迫感、後半に起こる人間関係の崩壊、他人を蹴落とさないと生き残れない不条理なシステムなんかは健在。
ただ、今回は過去作に比べて若干分かりにくい。ルールなんかは読み進めれば理解できるけど、主人公たちが物理的にどういう状態にあるかが、直感的にイメージし辛い。そのため、終盤はどういう状況?と思いながら読んでしまった。

あと、この著者の作品はどれも導入部分と結末部分がだいぶ投げやりに近いけど、今回は導入はともかく結末はそれなりに整った終わり方。珍しく登場人物がゲームに放り込まれることになった原因なんかがちゃんと描かれているからだと思われる。
謎の組織は相変わらずだけど。

0
2012年12月14日

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