【感想・ネタバレ】天国への階段(1)のレビュー

あらすじ

偉大な女医として愛を与え続け、処女で生涯を終えた水上千八(ちや)92歳。筋金入りの頑固ババアが、若く美しい姿で目覚めたのは「ちちょんまんち」。それは、愛を受ける修行を積む、恐怖の快楽地獄だった! ドーテー地獄や見るだけ地獄の男らに囲まれて、千八は真実の愛を探し始める。性愛の深淵をユーモア溢れる描写で追及した小林まことの新境地。アッパーズ連載『ちちょんまんち』を改題し、再構成&大幅加筆修正で登場!!

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傑作!

小林まこと先生のイメージは一、二の三四郎シリーズと柔道部物語の印象が強くて大ファンなのにちちょんまんちは敬遠してました。

読んでよかった!
小林まこと先生が描く人物は色気の塊です(特に男性。三四郎の色気などはただ事ではありません)。が、女性の方はムチムチは美味しそうなんですが陰陽で言えば陽で太陽のような明るさと愛らしさが健康的でエロとはちょっと違う印象でした。
そんな先生が描くエロの世界はがどんなものなのかと意地悪な覗き見気分で読み始めたのですが、健全なエロスあり江戸川乱歩的な偏執的なエロスありで先生の脳内の深さの片鱗を楽しんで味わうことができました。卑猥で破廉恥でナンセンスで変態で素晴らしいのです。

ラスト、ドラマもしっかり完結する手腕はさすがの一言です。
エッチしたくなるのがヤバいですね。こんなにあっけらかんと純粋に性を楽しんでみたい。そう思わせてくれる作品です。

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2019年05月13日

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