あらすじ
奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。招かれた4人の作家たちは莫大な“賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった! 周到な企みと徹底的な遊び心でミステリファンを驚喜させたシリーズ第3作、待望の新装改訂版。初期「新本格」を象徴する傑作!(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
トリックや他いろいろ、簡単ですぐにわかるので、ミステリー初心者でも解く楽しみが味わえると思います。
島田潔というキャラクターが好きなので、わかっていても楽しめました!
兄が出てきたのも、嬉しかったです。
思ったのは、事件より、桂子の言い方ひどいなーでした。
最初の方で桂子が、田舎を「こんな所」とか、田舎に住むことを「私には考えられない」「寂しくないの?」と言ったり、子ども嫌いな人を「随分変わった人」と言ってるのがかなり不快で嫌いになりました。
時代的に仕方ないですが、パーティに招いてくれた夫の担当小説家をしつこく悪く言うのは・・・
(まあ、子どもの件で実際酷い人でしたが)
老人が田舎に隠居したら寂しい孤独な老人と思われる時代に生きてなくてよかった。
会ったばかりのお手伝いさんのことも「ボケてる」とか言ってて、あまりに酷い。
Posted by ブクログ
入れ子構造ってものが肌感として本当に好きな自分にとっては目次からワクワクしていた。
やっぱり島田潔は本当に好きなキャラクターだなと思う。
Posted by ブクログ
作中作の仕込みが丁寧で見た目にもおもしろい。
そして最後にまたどんでん返しされて仰天。トリックとか気がつけるところもありつつ、最後は想像もできなかったしいろんなところでしてやられた!恐ろしい話だけど面白かった!
Posted by ブクログ
『迷路館の殺人』の魅力は、ミステリにおけるフェア/アンフェア論争そのものを、読者の読解態度を通して浮かび上がらせる点にある。
作中作では、宮垣が死亡しているかのように読める記述がなされる。主人公が「宮垣が生きていたのを見たのは最後だった」と語ることで、読者は自然と宮垣がその直後に死亡したと解釈してしまう。しかし実際には、主人公が宮垣と会わなかった期間があっただけで、宮垣はその後もしばらく生存していた。このような叙述は、一般的なミステリの文脈ではアンフェアと批判されがちな表現である。
ところが本作では、この表現が「作中作」という枠組みの中で提示されることで、「ミステリにはこうした書き方も存在する」というメタ的な問題提起として読者に受け取られる。読者は一度、「これはアンフェアとされがちだが、実際には起こり得る叙述である」という認識を与えられることになる。
重要なのは、この提示を受けた読者は、本来であれば以降の物語を、その可能性を踏まえた上で読まなければならないという点である。しかし実際には、「同じ手法が二度も使われることはないだろう」という無意識の思い込みが働き、読者は警戒を解いてしまう。
その結果、本編において、探偵役である島田潔が「島田」とのみ表記され続け、それが実は別人物――島田勉を指していたという叙述上の仕掛けを見落としてしまう。この構造は、作中作で提示されたものと本質的に同型でありながら、読者自身の油断によって再び機能してしまうのである。
ここで読者は、もはやそれを単純にアンフェアだと断じることができない。なぜなら、その手法が存在することはすでに作品内で明示されており、それを踏まえた読みを怠ったのは読者自身だからである。本作はこの点において、フェア/アンフェアという二分法を読者側に突き返し、「読めなかったこと」そのものを読者に自覚させる構造を持っている。
Posted by ブクログ
作中作たるものを初めて読みました!
序盤からワクワクドキドキが止まらず、最後まであっという間に読んでしまいました!!
中村青司の建築のカラクリが明らかになった時、毛糸玉が転がる時のドキドキがもう最高でした!
作中作を読み終えた後の島田の会話で明かされる事実を知った時、そういう関係?!?!と驚きました。
とにかく終始面白かったーー!大好きな本の一つになりました♡
Posted by ブクログ
この感想を書いているのは2度読んだ後です。
比較的テンポが早く(特に後半)つい一気に読んでしまう。
犯人も最後でひっくり返され驚いたが作中の"迷路館の殺人"の著者、鹿谷門実とは一体誰なのか…まあ驚かされました。
そして、今作以降にも鹿谷門実は登場するので館シリーズとしてこの迷路館の殺人は重要な作品になると私は考えています。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。どのあたりが怪しいか、「ペンネーム」「通路」「中村青司の建築」などキーワードにあたりをつけて読んでいった。
もちろん、最後は、うわーそうだったのか!となるし、小説の中の本が終わっても、まだ続く謎の部分が面白かった。想像のさらに上をいく感じがたまらない。
しかし、そろそろ、裏通路トリックはお決まり感が出てきた。次はどう予想を裏切ってくれるのか楽しみだ。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目にして
初めて犯人とトリック見破れた!
って思ったら見事にひっくり返された
さらに最後の最後も!
理解できんくてもう一回読み返した
古代の話が全くついていけんくて
読み進めるのが少してこずったけど
おもしろかった!
Posted by ブクログ
途中まで、今回は犯人分かりやすくない?と思いながら読んでいたら、騙されました笑
館シリーズは順番に読んでおらず、島田潔も出てくるし鹿谷門実も出てきていたので完全別人物だと思ってました。
すっかり騙されたー!
館シリーズ残すところ時計館のみ!
Posted by ブクログ
閉ざされた迷路の館(待ってました!)。京都。還暦祝いの宴のはずが秘書は「今朝、自殺した」と告げる。残されたのは一本のカセットテープ。遺言だ。
この館を舞台に推理小説を書け。しかも「自分が被害者になる筋」で。悪趣味すぎるのに、莫大な遺産と名誉が弟子の作家たちを色めき立たせる。
ミノタウロスの斧、テセウスの短剣、アリアドネの糸。ギリシャ神話のモチーフが、随所にちりばめられている。
閉ざされた場所、逃げられない恐怖。次に殺されるのが自分かもしれない、という緊迫感。
作中作という構造が読み手の足場をぐらつかせる。いま自分が読んでいる物語は、どこまでが「本当」なのか。
そして特殊な構造の「見立て殺人」。それを推理小説作家たちが書く作中作という形で展開する。これも綾辻行人の構築した迷路構造そのものだ。
それにしても。ミノタウロスとかテセウスとか、みんな好きだよね。そうそう。アリアドネの糸って、操り人形の糸なんだよね。……そう言えば、次の作品は。
Posted by ブクログ
殺人犯は誰なのか、登場人物の誰が作中作である『迷路館の殺人』を書いたのか、の2軸で進む物語。2つの大きい謎があり、最後にはどんでん返しもある。非常に面白かった。1番入ってみたい館。
Posted by ブクログ
殺人の動機が薄すぎる(特に秘書の井野)
時計館を先に読んでしまったので鹿谷と島田が別人ぽい下りが意味不明だったけどそう言うことか笑面白い
Posted by ブクログ
作中作という表現であっているのだろうか。迷路館で起きた事件を事実のままに小説として記す。体験者と著者の相違には驚きましたが、血に関してはとっても納得がいかない。女性だったらその血の出所を思い付きくらいはするだろうけど、まさかそんなオチだとは。身体検査を徹底して行っていれば、すぐ分かりそうな話です。推理が腑に落ちないからか、実は女だったと知ってもふーんといった感じ。話の内容、雰囲気共に好きなので、次作に期待したいです。
Posted by ブクログ
おもしろかったけど、作中作の解決法が全部終わった後に普通に秘密の通路見つけて終了てのは。潔ほぼ何もしてない笑
メモ
最初はうわってなったけどたしかに読んでて
・いきなり島田って島田潔でいいの?ちゃんとフルネームでかけ!
・登場人物まとめ見ても性別わからんと想像出来んやん、書いとけ!
・血って生理とかあるけどな…。
って思ったの忘れてた。ちょっとしたいらいらにヒントがあったのか。