【感想・ネタバレ】迷路館の殺人〈新装改訂版〉のレビュー

あらすじ

奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。招かれた4人の作家たちは莫大な“賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった! 周到な企みと徹底的な遊び心でミステリファンを驚喜させたシリーズ第3作、待望の新装改訂版。初期「新本格」を象徴する傑作!(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とても面白かった。

小説の中で島田が小説を読んでいるという構造。
その小説の中で起こる殺された作家たちが書いた小説を準えた連続殺人。
『迷路館の殺人』の犯人は誰なのか。
そして、『迷路館の殺人』の作者鹿谷門実は誰なのか。

色々な次元が入れ子構造になっていて複雑なように見えるけど、読んでいくとちゃんと明確に謎が解けてきて最後はとても読んでいてすっきりする。

今回は館のからくりをふんだんに使って犯行を行っていて、ミステリーのトリックとしては微妙なのかもしれないけれど、それが今までの館シリーズで中村青司のからくり癖がよく作中に活きていて自分はワクワクした。

しかも、この物語の肝はそこではなく、犯人は宮垣、と思わせての、鮫島という点。
鮫島はずっと男性と思わされていたが実は女性だったという点。
最初に鹿谷門実から送られてきた本を読み始めた"島田"は島田潔ではなく、その兄島田勉だったという点。
そして、鹿谷門実は島田潔だったという点。

もう全てが予想外で本当に綺麗に騙された。
本当に綺麗な叙述トリックだったなと思う。

キャラはそこまですごく魅力的かと言われたら十角館ほどは魅力的でなかったけれど、宇多山という編集者視点固定で語られるのはとてもわかりやすくて良かった。

犯人の意外性、そして冒頭にあとがきがあるという物語の構造のワクワク感、実際に事件が起こる時系列で物語が進んでいく臨場感がとてもよかった。

十角館よりも満足感が高かったので5をつけた。

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2026年09月28日

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ネタバレ

なんかいっぱいある(小並感)

十角館はラストにどんでん返しが待ってるけど、迷路館は事件に関わる箇所と関わらない箇所など色々な要素が合わさって面白い印象。
感覚的に前二作品より殺人のペースが早く、全体的に展開がスムーズに感じました。

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2026年09月02日

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ネタバレ

犯人を推理するだけではなくて、作中の作者も誰なのか?という構造にワクワクしながら読んだ。
怪しいなと序盤から疑問に思っていたので、こんなもんかと残念に思っていたら、なんと!!
これは最高に面白い!

6人も殺害した真犯人がわかっているのに本の出版で警告しただけということが気になった。
宮垣先生以外の5人は、罪もないのに殺されたにも関わらず、真犯人が捕まっていないのはモヤモヤが残った。あまりにも気の毒すぎるので、せめて5人がもっと悪人でいて欲しかった。

最後の最後までどんでん返しがあって、最後まで読者を驚かせてくれる。
館シリーズは全部読みたくなった。

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2026年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今や使い古された性別の叙述トリックだが、当時は新鮮だったんだろうなあと。
使い古されたものでも実際読んでいるとしっかり騙されていて、楽しめました。評価の高さに納得。

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2026年08月16日

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ネタバレ

 「作品の中に作品がある」という構造になっていて、普通に物語を読んでいると思ったら、その読み方自体を利用されている感じが新鮮だった。
 特に「先入観って怖いな」と思った。名前や言葉遣い、立ち振る舞いなどからなどで完全に性別を決めつけて読んでいたし、文章を読んでいるうちに自然とそういうイメージを作ってしまっていた。明確にそう書かれていたわけではないのに、自分の中で勝手に補完していたんだなと。読者が無意識に持っている先入観まで利用してくるのが上手い。

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2026年08月11日

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ネタバレ

十角館では本島と島、水車館では過去と現在の二元中継で展開されたストーリーが、3作目の迷路館では"作中作"として現実と小説との二元中継として作られているのが面白かった。作中作の作者・鹿谷門実が誰なのか推測しながら読み進めるのも楽しい。
そして今作もこれで事件解決ーーーと思ったら最後にもうひと仕掛けある。最後まで気が抜けないのは綾辻行人らしさを感じた。
叙述トリックという程ではないが、最後に真犯人が示唆された時に思ったのは、確かに読んでいる中で真犯人のあの人だけは頭の中にイメージがパッと浮かんでこなかったな、という印象。明確な描写が無かった為と思うが、なんとなく自分の中でも違和感(という程ではないが)を持って読んでいたんだなぁと感じた。

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2026年08月05日

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ネタバレ

作中作の作品を初めて読んだ。
作中作中の展開などは怒涛の展開だったし、筋通ってるように完結していたり、意味深な部分が残されて終わって、最後のエピローグをワクワクしながら読んだらなんか2軸に分かれてスッキリできた。

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2026年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラストおもろいねー

小説の中で書かれた小説を読み、その中でも小説が書かれるという、作品がマトリョーシカみたいになっているところが面白かった

ミステリーとしては、1人犠牲者が出た後に続々と殺人が見つかるため考察する暇もなかった
この辺が過去作と違っていたため新鮮な気持ちで読むことができた。

島田潔の推理能力が進化して本格的に探偵になってるのも面白い。
ラストには小説家属性もついてどんどんキャラが濃くなっていく。次回作どうなっちゃうんだ


この本のポイントは、作中でも言われていた通り、
”わざと誤解を招く表現”が頻繁に登場するところだと感じた。

作中作の内容に関しては、犯人が招待客の誰か、もしくは執事(あるいは医者?)と思わせておいて、実は館の主だった!という展開で納得しかけていた。しかし作者は、女性である人物をあえて男性と誤解するような表現を使い、その者が犯人なのではないかと暗に疑問を呈していたという真相が隠されていた。気づけるわけがなーい。

この事件に立ち会わず、島田の小説だけを読んで犯人が〇〇なのではと疑いを持てる人はいるのでしょうか

そして最後にやられたのが、まさかの作中作の作者が島田潔ということ。
冒頭の、届いた小説を読む”島田”が島田潔だと思い込んでしまった。
たしかに島田は事件の内容をよく知っているとはいってもその場にいたとは一言も書いてなかった

“誤解を招く表現”に二重で引っかかってしまって、綾辻さんには翻弄されっぱなし。
小さな違和感があっても気づけないの悔しいね

文章だけだと明示されてるわけでもないのに、都合いいように解釈してしまう
情報をネットから得る昨今では、悪意ある文章に誘導されてしまいそうで怖い。それだけでなく、書いた本人がそういう意図をもっていなくても、読み手が誤った解釈をしてしまうこともありそう。
情報は何事も鵜呑みにしないようにしたいと思えた


全体を振り返ってみると、

冒頭の不可解性
中盤のサスペンス
結末の意外性

全てが充実していた。
中盤のサスペンスに関しては劇的というよりは淡々とした印象だったが、それはそれで読みやすかった

あと、トリックに秘密の通路という禁じ手を使うのはありなのか気になった。それよりも重要なトリックが全体にしかけられてるから問題ないのかな?




以下メモ

作中作 登場人物の中で誰が作者なのか

島田がそのままの名前で登場してる?

ノートルダムのせむし男
穴蔵

P67 そういえばエイプリルフール

助け

清村 ケチャップ演技
須崎 ドッキリでおこ
鮫島 評論家 子供が養護施設に 主人との付き合い長い

本当に殺人があったわけじゃない?
館の主人も本当に死んだのかはわからない
_2どこまでが本当かわからない


P146ミステリの評価ポイント一二、三
冒頭の不可解性
中盤のサスペンス
結末の意外性

何か過剰なもの

P152
主人じゃなく別の死体

P190 第4章の冒頭の文!
でも傷に関する描写が抜けてる




P212 血痕を血溜まりに隠す あたまよいな
折れた剣の論理?

P234夢 

被害者は作者?

P264 毒針 電気
エラリイクイーン エックスの悲劇

白いマスク水車館思い出す

作中作ってこと忘れそう

P287 人がどんどん死んでいく
事件起きて考察するまもなく次の事件
何か全体的に違和感を拭えない
探偵パートがない もうデスゲーム?

そういえば医者どこ行ったんだっけ

佳子がしろっぽい扱いなのがもう怪しいね

ワープロの文を犯人が書いたという可能性はない?

なんか淡々とした印象
シンプルに探偵があらゆる可能性を述べてる

P354 秘密の通路という禁じ手

まぁ、カローラのことでしょうね
確かに、医者のものっぽくはない

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

館シリーズではかなり好きな方です。

まさか最序盤に叙述トリック仕込まれていたとはと。

内容も作中作で楽しかったですが、いくらなんでもあの館はどこになんの需要のある館なんだと笑ってしまいました。

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2026年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

館シリーズ3冊目。
これ順番大事なんだな、最初から島田が鹿谷さんって知ってたから君しかいないじゃんって思いながは読み始めた。笑
内容は館シリーズは基本的に構成が近いから
建物秘密ルート系っていうのは分かるし
犯人もそれほど驚きないなあと思ったのだけど
結局また最後騙された。。

でも鮫島先生が男だとわたしも勝手に思ってたな、、、でも女の人が4人殺すことは本当に可能なのだろうか??
ちょっと無理がある気もするが、、、

でもやっぱり推理系は考えながら読めて面白い!

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フロッピーやワープロ等時代を感じられる描写がちらほらあり

中村青司の館はトリックを色々詰め込めるから
この設定を軸にシリーズを展開できているのは「勝ち」だね

ミステリー部分は動機部分は確かに...と納得できるけど、読者へのサプライズ要素の「性別」の箇所はちょっとだけくどく感じたため3評価

人間・キャラクターというより、単なる謎を解くためのファクターとしてしか存在しない探偵のため、探偵役が鼻についてしまった

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2026年08月01日

SF

ネタバレ 購入済み

トリックが

気持ちよく騙されるかと思ったら、なんか気持ち悪く騙された感じ。

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2021年10月25日

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