あらすじ
ライバル商品の台頭、口だけの上司、社内政治に長(た)けた同僚、みんなまとめてかかってこい!支店から本社の宣伝部に復帰した上杉。ウイスキーの売上は低迷し、会社が打ち出す販売戦略も迷走つづき。そんなとき、上杉の前に現れたのは、伝説のブレンダーだった。彼との出会いで会社のウソを知った上杉は、巨象相手の大勝負に出る!『ビア・ボーイ』につづく痛快で、爽快なエンターテインメント。
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Posted by ブクログ
「ビア・ボーイ」の続編。今回は広告担当となった主人公のお話。
クリエイティブとビジネスの狭間で苦悶する主人公。職種は違えど、その苦しみは非常に良く分かるつもりなので、前作とは比較できないほど共感し、作品に惹き込まれました。
主人公たちが行った行動は、常識的にはNGなことでしょうが、気持ちはよくわかります。そうまでして金稼ぎたいなら、別に酒業界にいなくて良いんじゃね?って新井田や沢木に言いたい。
それと同じことを常に言いたくて仕方ない自分にとって、超共感な内容でした。続編、ないのかな?著者の自伝にも感じられる内容だったので、自分の体験ベースの話をこれ以上書くのは難しいのかもしれませんが、出来ればもう一冊お願いしたいところ。