【感想・ネタバレ】暦はエレガントな科学 二十四節気と日本人のレビュー

あらすじ

立春、立秋などの「二十四節気」を旧暦だと思っている人が多いようですが、じつはこれはたいへんな誤解です。むしろ二十四節気は新暦とよく合っています。なぜでしょうか。それもそのはず、二十四節気はれっきとした太陽暦だからです。(本文より)著者は「暦の会」に所属して現代日本人に蔓延した「暦オンチ」を嘆き、啓蒙につとめている「理科系」の活動家。世に溢れる日本古来の節気と旧暦の混同、トンチンカンな解説の多さに危機感をつのらせ、文科系にも分かる暦の基礎知識を書き下ろした。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 暦を当たり前な日常としてみるかそれを科学としてとらえるかによって見る目が変わってくる。

 普通に生活していると暦というのはありきたりな天気用語として終わってしまうが一つ一つ歴史を見ながら読み解くといかに季節を大切に感じてきた昔の人たちの波乱であり優雅な生き様が目に浮かぶようだ。

 そして、それを過去から現在の科学の目で読み解くことがいかに楽しいものなのか著者の文章からしみじみ感じられる。

 暦というものは日本の宝でもあり他国との生業で存在するものだということをこれからも語り継いでいかなければならない。

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2013年01月07日

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