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  • 暦はエレガントな科学 二十四節気と日本人
    3.8
    1巻1,500円 (税込)
    立春、立秋などの「二十四節気」を旧暦だと思っている人が多いようですが、じつはこれはたいへんな誤解です。むしろ二十四節気は新暦とよく合っています。なぜでしょうか。それもそのはず、二十四節気はれっきとした太陽暦だからです。(本文より)著者は「暦の会」に所属して現代日本人に蔓延した「暦オンチ」を嘆き、啓蒙につとめている「理科系」の活動家。世に溢れる日本古来の節気と旧暦の混同、トンチンカンな解説の多さに危機感をつのらせ、文科系にも分かる暦の基礎知識を書き下ろした。

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ユーザーレビュー

  • 暦はエレガントな科学 二十四節気と日本人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     暦を当たり前な日常としてみるかそれを科学としてとらえるかによって見る目が変わってくる。

     普通に生活していると暦というのはありきたりな天気用語として終わってしまうが一つ一つ歴史を見ながら読み解くといかに季節を大切に感じてきた昔の人たちの波乱であり優雅な生き様が目に浮かぶようだ。

     そして、それを過去から現在の科学の目で読み解くことがいかに楽しいものなのか著者の文章からしみじみ感じられる。

     暦というものは日本の宝でもあり他国との生業で存在するものだということをこれからも語り継いでいかなければならない。

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    2013年01月07日
  • 暦はエレガントな科学 二十四節気と日本人

    Posted by ブクログ

    二十四節季が太陽暦であること、
    天文をやっている人間からすれば当たり前なのですが、
    なかなか多くの人はそう思いません。
    そもそも、実際に感じる季節とずれているという感覚を持っている人が大半でしょう。
    「暦の上では…」という表現がそれを表しています。

    二十四節季はあくまで天文学的な概念であり、
    たとえば北半球でもっとも昼が長くなり太陽の南中高度が高くなる日が夏=夏至なわけです。
    気温がもっとも高くなる時期や海水温がもっとも高くなる日は、
    それぞれの熱伝導率や熱容量の関係で送れますが、
    太陽の動き的には6月が夏なわけです。

    この本は、主に旧暦や和暦を中心として、
    読み物的に暦の話が書かれていま

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    2012年07月13日
  • 暦はエレガントな科学 二十四節気と日本人

    Posted by ブクログ

    二十四節気と日本人~二十四節気は,立秋といってもまだまだ暑い・・・というように,季節感とずれている。これは中国の暦を導入したからで,日本式の節季があってもいいんじゃないかと考える向きもあるが,そもそも・・・自然暦があって,縄文・弥生時期にはこれで用が足りていたけど,「月末までに・・・」という約束をすることが多くなり,太陰暦が生まれた。イスラム暦のような純粋太陰暦では1年12ヶ月では当然,ずれてくるので長期の約束はできない。そこで,太陽高度を計って,1年の長さを割り出し,閏月を入れることが考えられた。また,日食・月食は天意と考えられていたため,権力者としては,その時期を精確に把握する必要が生じて

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    2012年09月18日
  • 暦はエレガントな科学 二十四節気と日本人

    Posted by ブクログ

    暦の歴史、いろんな暦、暦と社会の関わり等々。暦をいろんな角度から見ている本。
    普通に生活していて感じる季節と、天文学を元にしてできた二十四節気は違うものなんだよ、てことが一番言いたかった…のだろうか。
    身近で毎日関わりのあるものだけど、ちゃんと考えたり知ることは無かった暦の話。知らないことだらけで読んでいて面白いところも沢山あった。のだが。

    ある程度太陽や月の動きのような天文学的な知識と暦に関する知識を持っている人向けかな~。
    太陽の動きひとつにしても、頭の中に立体的に映像が出てこない私には最初から難しかった(^^;
    暦の歴史にしても、読んでいる時は何となく大雑把にそうなのかーと思えるけれど

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    2012年09月15日

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