【感想・ネタバレ】池上彰の「日本の教育」がよくわかる本のレビュー

あらすじ

安倍政権は「教育再生」を経済再生と並ぶ最重要課題に掲げ、「教育委員会制度の改正」「道徳の教科化」「6・3・3・4制の見直し」など、戦後教育の大転換といってもいいような改革を進めようとしている。その善し悪しを見極めるためには、教育制度に関する基礎知識が欠かせない。そこで本書では、学校教育の歴史や現状を池上氏がわかりやすく解説。「教育委員会」って何のためにあるの?「ゆとり教育で学力低下」とは言えない教員免許がなくても校長にはなれる公立の小中学校では50代の先生が最も多い子どもの6人に1人が「貧困」状態にある近い将来、「英語は小学校3年生から」になる?「東京教育大学」が存在しない意外な理由公立も中高一貫校が人気給食費「未納」問題はどうなった?学校で教わらない「日教組vs.文部省」の戦後史安倍政権の「教育再生」で何が変わるの?……etc.目からウロコの池上流解説で、あなたも一気に「教育通」!「日本の将来を考えるうえで、『教育が重要だ』と考えている人は多いと思います。にもかかわらず、教育改革に注目が集まらないのは、ひとえに、『わかりにくいから』ではないでしょうか。たとえば、『教育委員会』という名前は聞いたことがあっても、何をするための組織なのか、誰が委員なのか、といったことを正しく理解している人は少ないでしょう。日本の教育に、どんな歴史があって、どんな問題を抱えているか、まるごと知ってもらおうと考えて、この本をまとめました」(本書「はじめに」より抜粋)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日本の教育の歴史や現状、改善点をわかりやすく説明してくれる良書。
社会の教科書にも出てくるような普遍的な話題もあり、そこからどんどん深く掘り詰めていく。
さらに、情報社会の落とし穴とともに、読者がこれから先どんな見方をして、情報とどう付き合っていけばいいのかまで導いてくれる。

ゆとり教育で本当に学力は低下したのか、が特に印象的。
メディアはこじつけや誇張を使い、「ゆとり教育のせいで子どもの未来が危うい」と報道する。
そんな情報を鵜呑みにしてしまうと制作側の思う壺。
疑う心を忘れず、あらゆる情報と照らし合わせることを心がけていきたい。

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2024年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

教育機関への公的支出がGDPに占める割合
2010年日本が3.6%
OECD平均5.4%
比較可能な30カ国中最下位(4年連続)

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2014年12月24日

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