あらすじ
米ソフトウェア業界の第一人者にして、『Code Complete』をはじめ数々の名著で知られるスティーブ・マコネルの待望の最新作。今度は「見積り」を語ります。コスト、スケジュール、工数、品質 … 思いどおりにいくことはまずないプロジェクトの見積り。その裏にある誤解や思い込みを、118のヒントと18の公式を使って解き明かします。「90%確かとはどのくらい確かなのか?」「多すぎる見積りと少なすぎる見積りはどちらがよいか?」「精度と正確さはどう違うのか?」などの身近な話題から、軽快に見積りの本質に迫る知的な面白さは抜群です。ますます冴え渡るマコネルの筆を堪能してください。
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匿名
全エンジニアが読むべき一冊
これを読む前と読んだ後では見積もりに対する考え方が大きく変わる。
本書で紹介されていることを100%実践することは難しいが、明日から実践できるテクニックがたくさん載っている。
特にクライアントとの向き合い方は非常にタメになった。
間違いなく名著。
Posted by ブクログ
勉強会はまだ続きますが、ひとまず、一通り目を通しました。
これは、ソフトウェアエンジニアとそのマネージメントをする人みんなに読んで欲しいですね。
繰り返し読み返すことになりそうな、そんな本です。
Posted by ブクログ
「90%と確かとは、何%確かなのか?」この質問に答えられないソフトウエア開発者は火急速やかにこの本を読むべし。ソフトのスケジュールに対する知見をここまで掘り下げた非学術的本は、他に類を見ない。この分野のバイブルとすべき書である。
Posted by ブクログ
読んでもいまいちピンとこないものだが、実践してみればこれはすごい。マッコネルさんが色んな本の知見を、バキッと説明してくれるので、これを読んで実践すれば、技術者の見積もりはばっちりである。
営業見積もりと経営判断は別だよ。
Posted by ブクログ
なんか最近 McConnell の本ばっかり読んでるような気もするけど、彼の最新作。見積りというものの位置付けやその考え方が非常に明確に整理されていて、プロジェクト・マネージャ必読と言える。
見積りを「プロジェクト・マネージャがプロジェクトの "ターゲット" を達成するための "コントロール" を行う上で、適性な意志決定ができる明確な視点を提供する」ものと位置付け、規模の見積り、工数の見積り、スケジュールの見積りのそれぞれについて解説する。大切なのは、ターゲット(一点の目標)と見積り(幅と確度を持つ)は異なるということ。
メインは規模の見積り。その後の工数とスケジュールの見積りは、彼が言うところの「サイエンス」に負うところが大きく、技法の紹介に留まっている。
Posted by ブクログ
見積りとは何か? ターゲット、計画との違いに始まり、アートとしての見積り手法、見積りの課題、見積りツール、ステークホルダーとの対処方法までが解説されている。
本書では、数学的な計算により算出される「サイエンスとしての見積り」ではなく、経験則と単純な公式から求められる「アートとしての見積り」に重点を置いている。
非常に正確な見積りが求められる大規模プロジェクト(得てしてそういうプロジェクトこそ計画通りには進まない)では「サイエンスとしての見積り」が必要とされるが、中小規模のプロジェクトでは大きく外れていない見積りで十分なことが多いだろう。そうしたプロジェクトでは「アートとしての見積り」が有効になる。
見積りとは何か?というところから解説しているので、ソフトウェアプロジェクトを見積もる立場の人間だけでなく、ソフトウェア開発者にもお薦め。
Posted by ブクログ
なんとなく感覚で思っていることを、はっきり明文化してくれた。
・何故過去の工数を使用するのが良いか
・判断(推測)は可能な限りしない
・見積もり結果を操作しない
・LOCのみによる見積もりの問題
・最良ケースと最悪ケースの見積もり
特に、これまではLOC単独で見積もりを行っていたため、今後は複数の手法を総合して見積もりを行えるようにしたい。おそらく提示を要求されるのはLOCのみだろうが…
Posted by ブクログ
今までプロジェクトの工数見積りはエンジニアにチケット単位で確認することがほとんどでしたが、大規模プロジェクトにおける工数見積りの科学が記載されていました。
規模が大きくなればなるほどプロジェクトの予実のずれは大きくなりがちですが、今までの方法論から学ぶことで妥当なプロジェクト期間を引くことができる様になりそうです。
知る分には良かったですが、完全に理解するためには経験不足でした。