【感想・ネタバレ】おれたちの約束のレビュー

あらすじ

父の逮捕から二年、高見陽介は高校進学を機に札幌の養護施設から仙台の寮に移った。イケメンで成績優秀な中本、画家志望の菅野、中国人留学生の周ら、個性豊かな同級生と共同生活を始めた陽介だったが、実行委員の一人として臨んだ九月の学園祭当日、体験したことのない巨大な地震に襲われて――。友情、恋、親子の葛藤など様々な想いを抱えるなかで少年は大きく成長する。人気シリーズ第三弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
シリーズ第3段、陽介の高校生活。

仙台の進学男子高生となり、寮生活を始める。そこへは入試上位3名、返済なしの奨学金を得ての入学。
同点2位のイケメン中本と仲良くなり、生徒会立候補を企む中本の、ひょんな事から1年全員の前で父親、家族の話をする陽介。それは札幌時代の親友卓也が以前してくれた事だったのか。

ここでも仲間ができてきて、芸大を目指す菅野、1位で誰も寄せ付けなかった中国人留学生、周は、囲碁で中本と対戦して仲良くなる。

勉強だけでなく、波子さんとは喧嘩しながらも繋がっていて、学園祭では再会。
ただそれは、東北の震災を乗り越えた上での2回目の学園祭。
そこで、両親も揃い、友だちの助けもあり、少し和解


陽介の頑張りは、読む者を勇気づけるように感じる。日本も捨てたもんじゃないな、と思わせられる。もっと知られてほしい一冊。


ひとはときに捨て身の行いをしてしまうものなのではないか。恵子おばさんや卓也に会ったら中本はもっと驚くはずだ。おれなんてぜんぜん…


勉強ができるヤツってのは、自分より勉強できない者を軽んじるのが普通、でもきみの態度にはそうした嫌味なところがない

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2021年08月19日

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