【感想・ネタバレ】昨日まで不思議の校舎のレビュー

あらすじ

にわか高校生探偵団、市立最大の謎に挑む! 超自然現象研究会の会誌〈エリア51〉臨時増刊号が特集した「市立七不思議」が何者かに影響を与えたのだろうか? 突如休み時間に流された、七不思議の一つ「カシマレイコ」を呼び出す放送。そんな女子生徒は、もちろん存在しない。さらにその日の放課後に、四ヶ所で発見された「口裂け女」を模した悪戯、さらにさらに翌日には「一階トイレの花子さん」まで用務員室に出現。なぜ七不思議のうち、この三つが現われたのだろう? かつては七不思議ではなく、「市立三怪」だったということを突き止めた葉山君、そして伊神さんは、その背後にある悪意に気づくが……。コミカルな学園ミステリ・シリーズ長編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読んていったら思いの外大きな事件につながってびっくりした。結局、頭部は見つかってないけど、これで1巻の事件も解決なのかな? 犯人を特定するには、ちょっと弱い気もして不安が残る終わり方だった気がする。

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2019年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

市立七不思議のうち、市立三怪と呼ばれる都市伝説のお話。
過去作に出てきた壁男の真相などが明かされ、シリーズファンとしては伏線回収がおこなわれる嬉しい回。
とはいえ、いつもの軽妙な掛け合いが行われるパートから最後の重たい話のパートの落差は苦手な人には苦手かも。

葉山くんがついに柳瀬さんのことについて言及するのも見もの。

市立三怪については、犯人それぞれのモノローグがあり、大変良い味付け。ストーリーや人物の背景に奥行きが生まれるので大変面白った。

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2018年02月23日

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ネタバレ

今回は学園七不思議を題材としたミステリー。有りがちなテーマだなあと思いましたが、流石似鳥鶏さんの作品ということでライトなミステリーにはなりません。特に今回は中々に重厚な非日常でした。

3つの事件の犯人の最後の独白では、最初はちょっとした悪戯心、魔が差した感じでやってしまった様でしたが内情の描写が深く、特に花子さんの話では用務員さんの恋心がグッときました。
枯れと呼ばれる年代でもそんな溌剌とした気持ちが甦るのだろうかと、もう初老でもある自分にも重ねてみてドキドキしながら読み進めました。

そして今回は原点に戻り、あの事件の解決篇といったところでした。完全にスッキリした燃焼感はありませんでしたが確かに今までの鬱蒼とした学校とは違う雰囲気を、葉山くんと共に感じ取れた気がします。

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2023年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初の物語 壁男事件をはじめとした一連の
市立高校を取り巻く事件が全て解決した
葉山君も自分の気持ちを正直に言えるぐらい
成長した・・・待っていろ柳瀬、釣り合う男
になるからねん (´・ω・`)

これだもの完結編のように言われてしまうね

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2020年12月15日

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ネタバレ

前作から一転してホラー風味。
前半はいつものテンポなのだけど、学校三怪を調べて「壁男」の事件の謎を解くところはなかなか怖い。
葉山くんが自分が事件を呼んだような気がして凹んでるんだけど、そういう話だし悩まなくていいよ!と思っていたら最後でちゃんとフォローされた。

伊神さんの私生活が、予想よりQOL低くて、ちょっと意外…

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2019年05月28日

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ネタバレ

葉山くんのシリーズ。
市立高校で起こる学校の七不思議をめぐるミステリ。
学校で起きた事件から思わぬ方向に事件は進みます。
なかなか暗い展開ですが、最後は円満解決。
これでシリーズ完結かと思いきや、続刊の予定らしい。

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2016年04月24日

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ネタバレ

シリーズ第5巻にして、1巻からの集大成。

今までと違って少し血の匂いがします。そのせいか、コミカル度が少し落ちていますが、青春度が濃いと思いました。小林君が愛おしい……!

そして、傘立てに傘を投げ入れて相合い傘を求める柳瀬さん
のかわいらしさも素晴らしい。謎解きのシーンよりもインパクトがありました。

今回は葉山君の気持ちがわかるシーンもありました。さらっとしていて男の子らしい。良いシーンでした。これを踏まえても集大成だと思います。

まだまだ続いてほしいなぁ。柳瀬さん卒業したら終わっちゃうのかな。

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2014年09月20日

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ネタバレ

買ったのは大学院博士後期課程入学時だから2013年。積読状態をようやく手につける。3種類の事件が同時並行で起きるので最初のほうは事件の構図を抑えるのが厄介。伊神さん登場で事件が一つずつ解決してくとそこからは一気呵成。まさか壁男まで出てくるとは。。。葉山くんの成長が微笑ましい。シリーズはまだまだ続くそうで楽しみ。

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2017年10月24日

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ネタバレ

ドンデン返しもありえたけれど、著者はその手の手垢のついた驚きを選ばなかった。その姿勢は好もしい。葉山君の葛藤も勇気もよい。

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2016年09月01日

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ネタバレ

中年のおっさんが似合わない若者向けの学園ミステリーをシリーズの最初から読んでたのは、この作品を読みたかったから。なのにシリーズ番外編がアンソロジーに収録されてて未読。その話が結構登場するは残念だったぞ…

さて、シリーズここまでの総集編的な本作品、作者もあとがきで書いているようにシリーズ最終作を思わせる、せわしない風呂敷の畳み方をするのだけど、その慌ただしさがちょっともったいない感じ。それこそ、上下巻にしてでも良いからもうちょっと丁寧に畳んでほしかった。

それでも、「始末はつけときましょう」という締め方は読む側としては爽快。学園もののミステリーシリーズなんてのはあるところで完結させた方が潔くてケツの座りも良いと思う。…まぁ、続くと作者は言うておるのだけど。

どうせ続くなら、ミステリー部分は並みでいいので、葉山君と綾瀬さんの恋の行方を(できればハッピーエンドで)書いて欲しいと、ほんで、出来ればその話にはご隠居にはかなりエエ役を与えてやって欲しいと、伊神君にはコメディリリーフの役を与えてやって欲しいと、おっさんファンは思うのであった。

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2014年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

柳瀬さんへの好意に気付いた葉山くん。柳瀬さんの魅力に気付くの遅すぎだろ、と突っ込みたくなりましたが、今の関係を壊したくなくて、敢えて目を背けていたと解釈しましょう。
柳瀬さんが別の男と付き合う姿は見たくないので、葉山がんばれ!!

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2014年07月02日

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