あらすじ
全世界で100万部、日本でも20万部のベストセラーとなった『自分の小さな「箱」から脱出する方法』から8年。
世界の大手企業が採用する「アービンジャー式人間関係の解決策」を、こんどは日本が舞台になった「箱に入った僕=リョウ」と「僕を導く陽気なおじさん=岡山さん」の物語で疑似体験!
「なんであの人は、いつも○○なんだ! ?」
「私はこんなに頑張っているのに…」
「気の効かないヤツばっかりだ! 」
職場で、学校で、家庭で、プライベートで…イライラすることが多すぎて「こんな毎日がイヤだ! 」と思うすべての人に贈る、もう人間関係で悩まないための日常の小さなイライラから解放される「たった一つの秘訣」。
イライラや憤りに振りまわされる精神的に疲れる日々から決別し、心穏やかな日々を手に入れるヒントがココにあります。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
自分を正当化しようとして他人を責めてしまう。
みんなが入る箱。
箱の中から見える世界は本当の世界と違う。
自分は正しいと思ってしまいがちな私に
響く本でした。
まさに箱の存在に気づいて半分出られた気がします。
自分は間違っている。そうかもしれないという気持ちで生きることの大切さ。
みんなが自分が正しいと思っている世界で、
自分は間違っているかもしれないと考えることのできる人は群を抜いて人間関係が良好になると感じた。
しっちゃかめっちゃかな感想になったけど、
久しぶりにいい本に出会った。
生まれ変われる機会をくれる名作
確かに一言で言えば、相手に思いやりを持てで終わります。
ただ、どうやって思いやりを持つのか?
相手をモノ扱いから人扱いに変えることが出来るのか?
それを教えてくれる名作です。
Posted by ブクログ
相手に良く思われようと考えてる時、私は相手より自分に関心がある…自分が相手からどう見えるかではなく、相手に関心を寄せ求めている結果を得るために貢献することが相手との関係を良くする方法なのだと思います。
おわりにより「どんなことが起きても、箱には入らないで、それらと向き合えたらと思います。それが、一番、自分を楽にさせる方法だと信じています。自分が変われば相手も変わるものです」確かに、変わって欲しい様な相手に対しても、尊敬する人とか、自分の人生にとてもいい影響を与えてくれた人に接する様にすると、相手との関係が変わる様な気がします。しかしこれは「相手が変わった」と言うよりも、自分が「箱」から出られた瞬間なのだと思います。先ず自分から変わるということではなく、自分が変わることによって世界の見え方が変わるのです。
自分にとって都合の悪い問題が起こった時、人のせいにして心を乱していると、何時まで経っても負のスパイラルから逃れることはできませんよね。スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』に書かれている「関心の輪」ではなく「影響の輪」に働きかけることも、まさに「箱」から出る(自ら変わる)ことなのではないかと思いました。
自分が箱に入って(いる状態で)接していると思う人が経験しているだろうと思われる障害、重荷、苦痛を考えてみる。自分が(その人に)加えたと思われる障害、重荷、苦痛を書き出す。大きい小さいにかかわらず、その人を不正に扱ったり、見下してみたことはないか…これらのことを踏まえて、(自分が)その人にすべき(いますぐにでもできる簡単な)ことは何か…実は、自分が受けていると思っている障害、重荷、苦痛は、自分が相手の障害、重荷、苦痛を理解しないことによって生じているわけですね。
「自分が感じたことをするか、裏切るか」例えば、駅などの公共の場所に手袋が落ちていた時、拾って駅員さんに預ければ、落とした人が取りに来るかもしれない…そんな小さなことができないと、「落としたことを気づかない人に非があるんだ。」というように、誰かに責任を押し付けなければならなくなります。それってちょっと悲しいですよね。
Posted by ブクログ
相手を非難し自分を正当化している状態、これを箱に入ると言います
箱の中で正当化することがぐるぐる回って抜け出せなくなってしまう
「人をモノとして見ていると、態度にも表れてくる。ふだん自分で意識していなくても、相手に与える影響は違ったものになるよ」
「逃げているのはいつも自分」
「感じたことを目的する」
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人をモノとして見るな
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相手は同じ人間である。
何かをして欲しいと思うし、新しいチャレンジをする時には不安や恐怖も感じる。
喜びもするし、悲しみもする。
しかし、相手をモノとして見ると、実は現状を見ていないという事が起こる。
もし見えていたとしても、相手のしている事には、
自分や自分がしている事ほどの価値はなく、意味もないと思っている。
上から目線というやつである。
相手を見下すというのは、相手の存在価値を否定してしまう事になる。
相手をモノとして見る見方は、大きく分けて3つがある。
①相手を「邪魔モノ」「障害物」として見る
②相手を「便利な道具」として見る
③相手を「無関係」「無関心」な存在として見る
人をモノとして見ていると、態度にも表れてくる。
自分で意識しなくても、相手に与える影響は違ったものになる。
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自分を騙すとそれを正当化しようとする
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「誰かに謝ろうと思ったけど、謝らなかった」
「お礼を言おうと思ったけど、言わなかった」
こういう状態を「自己裏切り」と言う。
自分を騙す、自分を裏切るという意味である。
他人に対して、心ではすべきだと思っている事に、背く行為をする事を言う。
自分がしようと思った事をしない場合、
自己裏切りが起こり、自分を裏切ると、
今度は相手は悪いやつで、自分がそうしても仕方なかったと、自己正当化するようになる。
「自分はそれをしなくていい」という正当化である。
この相手を非難し、自分を正当化している状態を「箱に入っている」と定義する。
自己裏切りをした場合、自分を正当化する感情が支配し、
箱の中で正当化する事がグルグル回って抜け出せなくなってしまう。
そうして、相手をモノとして見る事で、相手も箱の中に入ってしまう。
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箱から出る方法
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箱から出るには、合計4つのステップを踏む必要がある。これには順番がある。
①自分の箱に気づく
ひょっとして箱に入っているかもしれないと気づく事が重要である。
②箱の外の世界を探す
自分がこの人といる時は「箱の外の世界」にいると感じられる人たちを接する。
例えば、尊敬する人や自分の人生にいい影響を与えてくれた人などに会いに行ったり、電話をする。
③新たに状況を考え直す
自分が箱に入って接していると思う人に、次の事をする。
1.その人が経験しているだろうと思われる障害、重荷、苦痛を考えてみる
2.自分が加えたと思われる障害、重荷、苦痛を書き出す
3.大きい小さいにかかわらず、その人を不正に扱ったり、見下してみた事はないか
4.これらの事を踏まえて、その人に自分がすべき事は何か
(今すぐにでもできる簡単なこと)
④感じた事をする
自分が感じた事をするか、裏切るか。
箱に入っても、また出ればいい。だから恐れる必要はない
Posted by ブクログ
緑本よりもこちらの方が平易で読みやすかった。
「すべての人を、人として見ること」
やっぱりこれにつきるのかな。
テクニックとかうんぬんじゃなくて
自分は相手のことを人として尊重できてるか。
尊重するというのは
相手にもしたいことがある、相手にも思っていることがある
それを汲もうとしているかどうか。
クラス経営をしていてイライラすることもあったけど
自分の学級経営が上手くいくための子どもではないということは
常々思い返さないといけないなぁ…。
自分は何のために子どもたちと関わっているのか。
自分が気持ちよく過ごすため、
学級経営がうまくいくため、
授業がうまくいくため、
そんな目的のために相手は存在していない。
目的がズレると相手をモノとして見てしまって箱に入ってしまうように思う。
目の前の子どもの目の前の幸せのためという一点の目的。
その子どもは子どもではなく一人の人。
自分と同じように欲求も不安も希望もある。
それを忘れないようにしたい。
人として接すれば自ずと存在を大切にする言動になるはず。
Posted by ブクログ
相手がする行動は全て自分自身に
問題がある!
理由①心の持ち方 人をモノとしてみている
②自己正当化 箱に入っている
③共謀 お互いに対して箱に入った状態
自分自身に問題があるので自分の箱に
気づき箱から出る4つのステップを踏んで
箱の外にいれる人生を送れるように
していきたい。